たとえばドイツでは「自転車専用路」がよく整備されています。これは、多くのケースで赤く塗られた路面で、時には車道側、また時には歩道側に指定されています。何にしろ「ココを自転車が通るように」と、誰にでも分かるように示してあるものです。 日本でもいつの間にか、自転車が車両扱いとなって、歩道を通ってはいけない、車道を通りなさいと交通ルールが変わったようですが、さて、道路のほうはどうか、と見ると、めぼしい変化のない道も少なくない気がします。 ちなみに、私の家の近くには、もとから幅員の狭い道路がいくつかあり、自転車の通行に苦慮することがあります。 物流動脈のバイパスになっているのか、大型トラックもしばしば通り、紙の上だけで法律を変えたと言われても、実際には自転車が通れるような車道ではない。何というか、形骸化したものを感じます。 「歩道は歩く人の道」として、危険な自転車は歩道から外に出そう、という発想は
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