原爆ドーム、きょう耐震調査を開始=壁15カ所をくりぬき―補強の必要性判断・広島 時事通信 5月13日(月)8時53分配信 広島市の世界遺産・原爆ドームで、耐震調査のため壁をくりぬく調査が、13日から始まった。市のコンピューター解析で揺れに弱いと判明した四つのエリアの壁を、15カ所くりぬいて採取し、補強工事の必要性を判断する。 ドームが世界遺産に登録されてから、壁をくりぬく調査は初めて。7月26日まで続く予定。 市によると、直径5〜20センチの円柱状にくりぬいた15カ所分の壁を資料として採取する。足場などを準備した上で、実際に穴を開けるのは6月上旬の予定。採取した資料は専門家に委託し、接着剤の注入状況など強度を調べる。