IT分野専門の調査会社であるミック経済研究所は11月24日、国内のCRM(顧客関係管理)ソフトの市場に対する調査結果を公表した。これによると、2006年度は出荷金額が約133億円となり、対前年比で13.9%の伸びになる見込みである。また、2005年度の実績は出荷金額が117億円で、対前年比が107.3%だった。 CRM市場が伸びている理由の一つとして、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)市場の伸びがある。2006年度のSaaS市場は対前年比で56.8%増になる見込みだ。その牽引役がセールスフォース・ドットコム。SaaSとして提供するCRMソフト市場のシェアでは同社が過半数を獲得している。「サード・パーティが開発した製品をSalesforceのオプションとして利用できるサービスを同社が提供していることが大きな差別化要因になっている」(ミック経済研究所)とする。 また、SaaSを展開し
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