グラフを見てわかるように、約1万5000円で安定しているのがわかる。 なぜ、安定的に同じ生産性をキープできるかというと、同社においては、生産性は従業員が「がんばった結果」ではなく、「人員(シフト)計画を組むうえでの基準値」であるためだ。 つまり、同社では、売上高予算を営業時間で割って1時間当たりの売上高予算を算出し、それを基準目標とする1万5000円で割ったものが、配置可能な人員数となる。人時売上高が1万5000円になるようにしか人員を配置することが許されない「しくみ」なのである。 ユニクロの生産性が高い理由 ファクトブックの国内ユニクロ事業の「平均稼働人員(従業員換算)」から「国内従業員(常勤)」を引けば、従業員換算にしたパートアルバイト人数が割り出せるが、同時に一緒に働くスタッフの内訳は、常勤スタッフ57%:パートアルバイト43%となる。1人当たり売上高を高くしようと思えば、パートアル