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ブックマーク / ameblo.jp/shibuya (10)

  • 藤田晋『曲がり角について』

    去年の秋、10月のある寒い夜にいつものように会を終えて自宅に帰ると、マンションのフロントから電話がかかってきました。「先ほどまで記者の方がマンションの前で何時間も藤田さんを待ってましたよ」(うわ・・・もしかして文春?・・何かやったかな) 私もヒルズ族と呼ばれ、華やかな交際で世間を賑わせていた時代には、記者に張り込まれた経験は何度かありました。でも、今なぜ?焦って胸をドキドキさせていると、名刺を預かってますと言うので届けてもらうことにしました。 そこで渡された名刺には、「日経新聞 証券部 下村」と書いてあり、それを見て私はほっと胸を撫で下ろしました。(特にやましいことがある訳ではありません)  決算発表直前だったので、おそらく証券部の若い記者さんが上司から決算予測記事のための取材してこいと無理を言われて張り込んでいたのだろうと想像し、寒いのに可哀想だし私はその名刺に書かれたメールアドレスに

    藤田晋『曲がり角について』
    g08m11
    g08m11 2017/01/17
  • 藤田晋『全力廻り道』

    昨日、入社式のスピーチに何を話そうか考えている時、「社長が何しゃべったかなんて憶えてないよね」という話になって、確かに新入社員が入社すると、短期間に研修でこれでもかというほど詰め込まれるので、最初の挨拶なんてそんなに記憶に残らないでしょう。それでも弊社で長くインパクトを残した言葉があります。それは、以前、役員全員が入社式の祝辞を述べてた頃に、常務の中山豪が言った、「全力回り道」最初に聞いた時は中山豪らしく、暑苦しい言葉だなぁとしか思わなかったけど、これはこれから社会に出ていく新人にとって、とても大事なことかも知れません。近道をしてやろう。合理的にやろうという考えに囚われることは、実は遠回りになる確率が高いからです。私自身も、学生時代の飛び込み営業、新社会人ではテレアポをかけまくり、アポイントをとりまくりました。会社設立後も、会いたいという人とは全て会い、会依頼もほとんど断らず、取材も全部

    藤田晋『全力廻り道』
    g08m11
    g08m11 2016/10/16
  • 藤田晋『ほとんどの新規事業は失敗する』

    10月に入ってCAリワード 、ポットタップ 、CAビート と立て続けに3社を設立しました。 7月に設立したアプリポット も含めて今年4社目。 昨年も4社設立して3社が1年で黒字化という 非常に好成績を収めたけど、来、新規事業は そんなに高確率ではありません。 むしろ、ほとんどの新規事業は失敗する と考えたほうが現実だと思います。 私の立場から見ても、 全部成功するに違いないと思って設立してますが、 たとえ何社か失敗したとしても 大きく成功する会社が1社でも輩出できれば それで良いとも考えています。 今日の新会社の経営陣とのミーティングで、 目論見の甘い事業案が出てきたので、 「もっと自分たちの厳しい現実を直視して、 自分自身の能力を疑え」 「それでもなんとか突破口を見つけて、そこから ブレイクスルーする方法を考えるしかない」 と少し厳しめの話をしました。 よく、どういった起業家が成功する

    藤田晋『ほとんどの新規事業は失敗する』
    g08m11
    g08m11 2016/10/16
  • 藤田晋『主席エンジニアの退社』

    弊社の主席エンジニアである名村くんが6月末で退社することになり、昨夜はAmebaで共に頑張ってきた長瀬、小池を交えての送別会でした。名村くんはサイバーエージェントの今日までの成長を支えてくれた最大の功労者の一人です。11年前に技術者として入社し、プーペガール、アメーバピグ、AWA、AbemaTVなどのヒットサービスを連発してきました。特に0→1のサービス開発に強く、私のあやふやで日々コロコロ変わるサービス構想に我慢強く付き合ってくれ、それを具現化し、また技術的なレベルの高さだけでなく、ユーザーや他の社員に対するホスピタリティがとても強いので、使い勝手、面白さ、分かりやすさ、便利さにも拘ってくれます。今回、1大事業AbemaTVをリリースまで漕ぎつけたところで「やはり海外で働きたい」と言われて私は返す言葉がありませんでした。過去にもう何回も引きとめてきた経緯があるからです。それと同時に、5年

    藤田晋『主席エンジニアの退社』
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    g08m11 2016/06/18
  • 藤田晋『ユーザー目線の勘違い』

    ネットサービスのプロデューサーや 開発陣と仕事をしていると、 最初はユーザー目線で創っていた 筈なのに、いつの間にか そうではなくなっていくパターンは 大きく分けると二つあります。 (1)収益を稼ぐことを優先する。 (2)運営側が使わせたいサービスを 全面に押し出す。 そして、実感値として圧倒的に(2)の ケースのほうが多いです。 昨日も新規サービスをチェックしていて、 「それは我々が使わせたい機能の ゴリ押しでしょ」 「ユーザーが使いたいものではなくて、 自分が使わせたいんでしょ」 などと指摘したのですが、この話、 今まで当に数えきれないくらい同じ 話を多くのプロデューサーにしてきました。 「ユーザーに対するデリカシーが お前は足りないんだよ!」 とか、 「おもてなしの心がないのか!」 などと口汚く罵ったこともあるのですが、 大抵の場合、それを指摘された側は、 怒ってる私をみてキョトン

    藤田晋『ユーザー目線の勘違い』
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    g08m11 2016/04/03
  • 藤田晋『クリエイティブが勝負所』

    少し前に行われたIVSでのインタビューが ログミーによって文字で書き起こされて いました。 【前編】サイバーエージェントは“ピボット”を前提とした組織--藤田社長「どのような市場環境にあれど会社を成長させる」 | ログミー[o_O] http://logmi.jp/36805 【後編】“ネット業界の仙人”CA藤田晋氏が、安易な海外進出にクギ「どうせみんな帰ってくる」 | ログミー[o_O] http://logmi.jp/38482 喋った内容そのままなのでちょっと長い ですが、インタビューアーをしてくれた LITALICO長谷川社長が上手なせいか、 サイバーエージェントの「今」がよく まとまった記事だと思います。 この中で、私が会社のクリエイティブ力 の強化について言及した個所があります。 藤田:一番は、やっぱりグローバルに成功させなきゃいけない。今、売り上げの9割が国内ですから。ただ、

    藤田晋『クリエイティブが勝負所』
  • 藤田晋『順風のなかで危機感を抱けるか』

    今日で大晦日になりました。 2014年を振り返れば、とても良い年 だったといえると思います。 昨年の大晦日のブログでは、 スマホを舞台に再び急成長できる 会社となり、 「飛躍の準備が整いました 」 と書きましたが、まさにそれを 体現した年となりました。 決算の時のブログ にも書きましたが、 売上高2000億円、営業利益200億円を 超え、業績は順調に拡大しています。 9月には東証一部に上場しました。 8月にはAmeba事業部の構造改革 に 踏み切りましたが、 その後の各事業の業績の推移、 社内の活気を見ている限り、 功を奏したといえると思います。 プライベートの面では、夏にはマグロを 釣り、 出場した麻雀最強戦2014では、ついに 麻雀最強位のタイトルを手にしました。 (近代麻雀最新号より) まさに、仕事もプライベートも充実の 一年でした。 現在CM放送中の、755のプロモーション も初速

    藤田晋『順風のなかで危機感を抱けるか』
  • 藤田晋『「自分のアイデア」はそもそも間違えやすい、3つの理由。』

    「自分のアイデア」というのはそもそも 間違えやすいので、注意が必要だ!、 くらいに思っておいたほうが良いです。 タイトルを「3つの理由」とすると ブログのアクセスが伸びると聞いて、 私もやってみました。 他社のことや、他人のことであれば、 冷静に客観的に評価できるし、 それなりに知識も情報も持っている人でも、 自分のこととなると、途端に別人のように 判断ができなくなる人がいます。 それはなぜでしょう。 昨日、スマホの新規サービスのアイデア を聞きながらフィードバックした内容を 書いておきます。 1.誰も当のことを言ってくれない。 当のことを言ってくれるのは、 それに投資をする人か購入する寸前の 人だけです。それか家族くらいです。 普通は一生懸命アイデアを話す人に 対し、否定的なことは言って傷つけたり 嫌われたくありません。 それどころか、よくないと思っても、 それを口に出して言わないば

    藤田晋『「自分のアイデア」はそもそも間違えやすい、3つの理由。』
  • 藤田晋『ポジティブでいいやつの落とし穴』

    うちの社員はポジティブでいいやつが 多いと思います。 それは会社の良さであり、ずっと大事に したいところではありますが、 先日、まさにポジティブでいいやつで、 社内で誰からも好かれるタイプの 事業責任者をミーティングで頭ごなしに 叱りました。 「戦略の詰めが甘いんだよ!」 彼を始め、その部署のメンバーは 疑いようもなく一生懸命頑張りますが、 トップの戦略が甘ければ、自分含めて みんなの努力が全て水の泡です。 そのため、戦略を描くトップの立場の 人の責任は重大です。 これでもかというくらい抜け漏れを チェックして、あらゆる可能性を吟味し、 しらみつぶしに問題を洗い出し、 後悔のないよう、最後までしつこく、 しぶとく考え抜かなければなりません。 ところが、ポジティブな性格の人は、 良い戦略アイデアがひとつ見つかると、 「いける!いける!」 「あとはやるしかない!」 とか言って、すぐみんなで飲み

    藤田晋『ポジティブでいいやつの落とし穴』
  • 藤田晋『振り返り』

    横浜で行われたあした会議を終えて、 帰宅しました。 今回のあした会議では、 しばらく我々を悩ませていた 2つの大きな問題を解決させるアイデア が生まれました。 ① ひとつは、急激に社員数を増やしたことで、 人材の見落としが起きている問題。 能力の高い人材を活かしきれていない、 人のやりたい分野にアサインできてない、 チームビルドがうまくいっていない、 単に埋もれている。 etc.. ピラミッド型組織の上層部から人材をみて アサインを行おうとすると、 この規模になってくると、どうしても見落とし が発生してしまいます。 それは、社内で経験を積ませることで 人材を育てることを主眼におき、 新規事業を多数行い、 日常的にスクラップアンドビルドが発生し、 人材と事業のマッチングが多数必要な 当社特有の事情ともいますが、 ネット企業においては、芸術的な人事案は、 事業アイデアより価値が高いと、 私は

    藤田晋『振り返り』
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