ブログにSNS、Wiki などなど、WEB2.0を代表するツールを企業内に導入する動きが一般化しつつあります。これを総称して「エンタープライズ2.0」などという言葉も生まれていますが、ツールを導入する前に本当に見直さなければならないのは、過去のシステムではなく社内文化なのかもしれません。 ハーバード・ビジネス・レビューの2007年9月号に、気になる記事が掲載されていました。Brain Food のコーナーにあった「『沈黙は金なり』症候群」という記事がそれなのですが、ある実在の企業内にはびこっていた「会社に貢献するようなアイデアや発言はあえて慎むという傾向」について解説したものです。 「お客様の言い分をそのまま上司に伝えたら、かえってやぶへぶになってしまう」。社員たちがこんなことをこぼしているのを耳にしたら、あなたはどう思うだろうか。この発言は、ある大手IT関連企業から依頼されて、我々が同社