だいたいこの時期になると、ボクが決まって、誰彼なくお話してしまうのが、実は、この「ススキとセイタカアワダチソウのお話」です。 このお話は、以前にもいちど掲載させていただいたことがあるのですが、今回、手直しの上、再掲させていただきます。 どうしても好きなお話なのです^^; 河原や空き地などに群生して生え、先端に毒々しい山吹色の花をつけます。 高さは1~2.5メートルほどで、よく肥えた土地だと4メートル近い背丈になることもあります。 もともと、日本の秋といえば、ススキ、彼岸花に、コスモス(秋桜)など、中間色系のやさしい色合いの花が主流です。 考えてみてください。 あれほど真っ黄色に群生する植物でありながら、万葉集や江戸期の風物詩には、セイタカアワダチソウは一切登場しない。 要するにこの植物、北米原産で、先の大戦以降、米軍の持ちこんだ輸入物資にまぎれて渡来したのです。 そして、急速に全国に普及し