(左より)作品テーマを語り合った町山氏とプラサード・バクレ氏[映画.com ニュース] インド映画史上歴代興行収入No.1のヒューマンコメディ「きっと、うまくいく」(公開中)の大ヒットを記念し5月23日、東京・シネマート新宿で、映画評論家の町山智浩氏とネルー大学を卒業して現在は日本のIT企業に勤務するプラサード・バクレ氏によるトークショーが行なわれた。 工科大学に学ぶ“3バカ”たちの友情を娯楽性たっぷりに描きながら、インドの教育問題や社会問題が埋め込まれている同作にちなみ、バクレ氏の経験に基づいたインドの学歴社会の実情が赤裸々に語られた。 「インドの工科大学は世界的にすごい。この大学に落ちて、“しょうがない”から(アメリカの)マサチューセッツ大学に行く、という感じですよね」と町山氏が問えば、「そうですね。非常に競争率が高い。50万人中1万人しか受からないんです」と答えるバクレ氏。そして、5