1993年、ラーメン王国山形県生まれ。学生時代に「大人のラーメン・うどん」特集(2014年11月号)で『散歩の達人』と出合い、めぐりめぐって編集部に。 「おいしいラーメンが食べたい」。そう思った時、最初に頭に浮かぶのは、どんな一杯だろう? 東京周辺の人なら、あっさりとした醤油ラーメンが多数派ではないだろうか。 それならまずは、歴史ある店だ。 神田 ・ 神保町には、『伊峡』『成光』『たいよう軒』など多くの老舗が残っている。それに、町中華も挙げればきりがない。また、年季の入ったといえば、地方の味を提供する店も目立つ。『長尾中華そば』、『可以(かい)』、『きたかた食堂』 はいずれも東北ルーツだが、基本は淡麗の醤油味。鶏ガラや魚介、野菜などから出汁を取ったシンプルなスープが、世代や地域を超えて愛されていることが実感できる。 しかし、「栄屋ミルクホール」のような老舗でも急に休業してしまういま、こうし
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