米大リーグ移籍を目指す日本人選手に、“格差”が生まれている。ダルビッシュ有はポスティング移籍により、40億円を超える金額で入札され、FA宣言した和田毅はオリオールズと2年、6億4000万円で契約。岩隈久志も複数の球団と順調に交渉を進めている。その一方で、日本人野手の評価は下がっている。川崎宗則はマイナー契約の可能性があり、青木宣親、中島裕之のポスティング入札額は約2億円に抑えられた。 投手と野手でこれほど評価が分かれている理由とは!? 現役時代に日米の球界でプレーし、ボストン・レッドソックスで国際担当顧問兼巡回コーチを経験、来季から横浜DeNAの投手コーチを務めるデニー友利氏に話を聞いた。 ■「日本人は3年しかもたない」の評価を変えた黒田 ――まず、レッドソックスでの巡回コーチというポジションはどのような役割だったのですか? キャンプから参加して、2Aと3Aを巡回してコーチ陣に助言をし