ウェブサイトの閲覧履歴やインターネット通販の購入履歴から個人の趣味や好みを推測し、それに合わせた広告をサイト上に表示する「行動ターゲティング広告」が急速に普及している。だが、利用者に「履歴がどう使われているのか」という不安感があることを受けて、業界団体が目印となるアイコンを作った。先月から一部広告に表示されている。 180社が加盟するインターネット広告推進協議会(JIAA)が昨年12月中旬に導入した。利用者はアイコンをクリックすると、履歴の利用停止(オプトアウト)を申し込んだり、履歴の取り扱い状況を説明するサイトに接続できたりする。 行動ターゲティング広告は、例えば「ハワイ」「旅行」という言葉でサイトを検索した後、そのパソコンに旅行の広告が頻繁に表示されるようになるというものだ。利用者の関心分野に的を絞って配信するので効果が高いとされるが、「どんな情報をだれがどう利用しているのか分からない