次世代光ディスクの動向は、ここに来て俄然動き始めている。これまでROMを基礎としたHDビデオパッケージビジネスの展開しやすさを武器にしてきたHD DVD陣営だが、先日、パラマウントピクチャーズがBlu-ray Disc(BD)でのソフト発売を表明した事が、大きなきっかけになっている。 しかしそれより前に、先月ハリウッドへの取材を行っている途中、様々なところでHD DVD推進の旗振り役でもあるワーナーブラザースの“揺れ”を強く感じた。その揺れは、マイクロソフトとインテルのHD DVD支持表明で一時的に収まったかに見えたが、HD DVDのプロモーションにおいて行動を共にしてきたパラマウントのBD支持表明後、また大きく揺れ始めている。 そのような状況の下、日本で行われたCEATECのHD DVDブースは、逆風が強くなってきているにもかかわらず、光ディスクメディアメーカー、コンテンツオーナーなど、