小麦粉を使用するよりもモチモチとした食感が楽しめる米粉は、近年、パンや洋菓子の世界で大ブーム。街のパン屋さんや菓子店のみならず、大手のコンビニやパンメーカーも商品開発・展開するなど、米粉商品を手に入れやすい環境が整ってきた。そうした流れの中で、自宅で米粉パンを焼きたいというニーズも高まりを見せているが、ほかの料理などに応用しにくく、価格が高い米粉を用意するのはちょっと手間。しかし、三洋電機は米粉ではなく、普通のお米からダイレクトにパンが作れるという画期的なライスブレッドクッカー「GOPAN(ゴパン)」を開発、10月8日に発売すると発表した。価格はオープン(5万円前後)。同社によると、お米からパンが作れるホームベーカリーは世界初だという。 「お米を家庭で粉にして、パンを焼く」。その発想を商品化するには、硬度の高いお米をどのように粉砕するのかという、大きな壁が立ちはだかっていた。これまでお米を