ライブ動画配信サービスとして知られた「Ustream」が終了し、4月1日から米IBMのクラウド動画サービス「IBM Cloud Video」に変わった。運営元の米Ustreamが2016年1月に米IBMに買収されたためだ。誰もが配信できるライブ動画のムーブメントを起こし、一世を風靡したサービスのひっそりとした幕切れは、IT業界の移り変わりの早さを改めて浮き彫りにしている。 Ustreamは07年にサービス開始。企業の会見、音楽ライブ、震災時の情報提供など多岐にわたるコンテンツの配信に利用され、1カ月当たり8000万人のユーザーに視聴されていた。ソフトバンクが出資し、日本ではソフトバンク子会社がサービスを展開していた。 誰もがライブ動画を発信できる文化のベースを築いたものの、YouTubeやニコニコ生放送などが急速に追い上げた。16年には日本のサービスを米本社が引き取り、米本社はIBMが買収
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