鏡で太陽光を集めて町を照らすエコな計画進行中 ノルウェーで今年から導入予定 - IRORIO（イロリオ）北欧の暗い冬を少しでも明るくするため、鏡を使ったプロジェクトが進行しているという。ノルウェーの町リューカンでは9月から3月の間はほとんど日が当たらなくなってしまう。ただでさえ北欧の冬の日照時間は短く、その上、リューカンは谷の奥深くにあるため、町は悪夢のような闇に閉ざされるという。こうした状況を変えようと3枚の巨大なヘリオスタット用の鏡を町を囲む山に設置する計画が進行中だ。ヘリオスタットとは鏡で天体の光を望遠鏡に導入する装置のことで、一般的には太陽光発電所で用いられている。冬の間、太陽の位置に合わせてこの鏡を置き、暗い町の広場に光を集めようという計画だ。 人口3500人の町リューカンに人が住むようになったのは20世紀初頭で、鏡のアイデアは地元で水力発電所を始めた実業家が考案していたが、当時の技術では実現が難しかったといわれている。長らく忘れられていたプロジェクトだったが、2006年にイタリア
