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ブックマーク / realsound.jp (5)

  • 細田守と新海誠は、“国民的作家”として対照的な方向へ 2010年代のアニメ映画を振り返る評論家座談会【前編】

    細田守と新海誠は、“国民的作家”として対照的な方向へ 2010年代のアニメ映画を振り返る評論家座談会【前編】 年が明け2020年に突入。同時に2010年代という時代も終わりを迎えた。リアルサウンド映画部では、この10年間のアニメーション映画を振り返るために、レギュラー執筆陣より、アニメ評論家の藤津亮太氏、映画ライターの杉穂高氏、批評家・跡見学園女子大学文学部専任講師の渡邉大輔氏を迎えて、座談会を開催。 前編では、細田守や新海誠など、今や国民的作家となったアニメーション監督に注目。なお、後日公開予定の後編では、「ポスト宮崎駿」をめぐる議論の変容や女性作家の躍進、SNSとアニメーションの関係性について語り合っている。(編集部) 最初の地殻変動は2012年 ――2014年に『アナと雪の女王』と2016年に『君の名は。』と、2010年代に入ってから、興行収入が200億を超える作品が出てくるように

    細田守と新海誠は、“国民的作家”として対照的な方向へ 2010年代のアニメ映画を振り返る評論家座談会【前編】
  • 藤津亮太が語る、2010年代のアニメ評論「回答を作品の中に探していく」

    「アニメを言葉でつかまえる」。 アニメ評論家の藤津亮太氏はそんな課題に挑み続けている。2010年代のその実践をまとめた『ぼくらがアニメを見る理由ーー2010年代アニメ時評』が8月24日に刊行されて以来、好評だ。発売2週間で重版が決定、今年の話題作『天気の子』や『プロメア』『海獣の子供』などもさっそく収録されており、『魔法少女まどか☆マギカ』などの2010年代初期の話題作から、海外アニメーションについてまで網羅的に語り尽くしている。国際的にも注目される日のアニメだが、アニメを主戦場にした評論家は実写映画に比べて圧倒的に少ない。長年一貫した姿勢でアニメを批評し続けてきた氏の言葉の集積は、現代の日アニメを理解する上でのヒントに満ちている。 そんな藤津氏に改めてアニメを評論することの難しさや楽しさ、自身の評論のスタイルについて話を聞いた。(杉穂高) アニメが心を震わせる秘密を書くのが仕事

    藤津亮太が語る、2010年代のアニメ評論「回答を作品の中に探していく」
    gamekube
    gamekube 2019/11/22
    “アニメは集団作業ですからそれぞれの細部や描写が誰のアイデアなのかはわからないことが多いですよね。現場の話を聞けば、見事なカメラの構図が撮影監督のアイデアだったり、芝居のアイデアも役者のものだったり”
  • 『けいおん!』楽曲が音楽シーンにもたらしたもの サブスク解禁を機に改めて考える

    2009年放送開始のアニメ『けいおん!』の登場から10年近くが経とうとしている。この作品はいわゆるアニメ好き以外の一般層まで取り込み、CDチャートから動画投稿サイト、そして日中の楽器屋から軽音楽部まで巻き込んだ一大ムーブメントに膨れ上がった。この度、その関連楽曲がサブスクリプションサービスで解禁され、また注目を浴びようとしている(参考:Apple Music【はじめての『けいおん!』】)。ここでは今回解禁された楽曲の中から主要曲をピックアップしてその音楽性にフォーカスし、楽曲の持つ魅力から今回の”解禁”が持つ意義にまで踏み込みたい。 「Cagayake!GIRLS」 作詞:大森祥子 作曲:Tom-H@ck 編曲:Tom-H@ck 桜高軽音部『Cagayake!GIRLS』 物語の幕開けとなる最も重要な第1期のOPテーマ。トゲトゲしいギターとタムの激しい連打から、最初の歌詞〈Chattin

    『けいおん!』楽曲が音楽シーンにもたらしたもの サブスク解禁を機に改めて考える
  • 『けいおん!』楽曲が音楽シーンにもたらしたもの サブスク解禁を機に改めて考える

    『けいおん!』がもたらしたもの/もたらすもの 日で学生が「音楽をやろう」と考えた際、もっとも手軽に始められるのが吹奏楽部や軽音楽部への入部だ。なかでも学生たちの抱く漠然とした「音楽をやりたい」という気持ちをまず最初に汲み取るのが、ポップスであれば軽音楽部、という存在だからではないか。そうした空気の醸成を『けいおん!』は促した。 そして、『けいおん!』の音楽の特徴はその初期衝動的なみずみずしさにあるように思う。初めて自分で曲を作ったときの気恥ずかしさ、初めて楽器を持った時のワクワク感、初めてバンドで音を合わせた時の感動。そうした感動を持ち合わせた上記の曲たちは、技巧的になりすぎたアニソンに、あるいはJ-POPに、一石を投じる要素に他ならない。作り込まれた精巧な作品よりも時代はもっとプリミティブな感動を求めていたのだ。ゼロ年代の最後の年、決壊したダムから雪崩れた大量の水のようだったけいおん!

    『けいおん!』楽曲が音楽シーンにもたらしたもの サブスク解禁を機に改めて考える
  • アニメ『けいおん!』が与えた影響とは何だったのか 放送10周年を機に改めて考察

    『けいおん!』(TBS系)が放送された日のことを覚えている人は、いまどれくらいいるだろうか。この作品が放映されてから丸10年が経過した。今この時点から振り返ってみれば、日におけるアニメ作品(特に深夜帯)の受け取られ方や評価の変化によって、日のポップカルチャーシーンもまた幾分か変化したと言っていいだろう。 今回は数ある『けいおん!』楽曲のなかでも、目玉と言えようOP/ED6曲に絞ってレビューしつつ、作がどのような影響を今に残したのか? その一端を振り返ってみたい。 1.情報量過多のサウンドとその破壊力 平沢唯(CV:豊崎愛生) & 秋山澪(CV:日笠陽子) & 桜高軽音部 & 田井中律(CV:佐藤聡美) & 琴吹紬(CV:寿美菜子)『Don't say "lazy"』 『けいおん!』が多くの人に知られるきっかけとなったのは、アニメ編は言わずもがな、「Cagayake! GIRLS」「

    アニメ『けいおん!』が与えた影響とは何だったのか 放送10周年を機に改めて考察
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