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ブックマーク / booklog.jp (428)

  • 『これはペンです』(円城塔)の感想(154レビュー) - ブクログ

    を読む行為というのは、当にただその文章を読んで読み終わることだけではない、と強く思う。 このは長く読み進まなくて、面白いけど途切れ途切れにしか読めなかった。 さて、昨日(2022年5月26日)、私は「届かない手紙を書くこと」などをテーマにしたトークイベントと哲学カフェに参加した。 そこで語られたのは、書いても必ず言い足りないし、言いすぎること、誰かに宛てて手紙を書くと書きやすいが、その誰かは自分でもいいこと、書くことで形が見えて理解できてくること、書くことで後に残すことが出来ること、なんてことを話し合っていた。 さて、今日、私は、終盤に差しかかったこのを読み始めた。 あれ…この話はもしかして、昨日の「書くこと」の話の別バージョン?書いても書いても辿り着けない、記述しきれない人間、という存在の話なの? 正しいかどうかは分からないし、そもそも小説に正解はないと思うのだけど、自分の中でそ

    『これはペンです』(円城塔)の感想(154レビュー) - ブクログ
    gamic
    gamic 2013/08/10
    【読了】『これはペンです』円城 塔
  • 『古代ローマ人の24時間---よみがえる帝都ローマの民衆生活』(アルベルト・アンジェラ)の感想(32レビュー) - ブクログ

    紀元115年、トラヤヌス帝統治下のローマのある1日を追ったドキュメンタリー風の1冊。 夜明け前から夜中まで、時間ごとに、古代ローマ人のありふれた1日を追っていく。 国イタリアで40万部に達したベストセラーだという。400ページを越えるそこそこの大部だが、特にローマ史をよく知らなくてもおもしろく読み通せる。 長年、テレビ製作に携わってきた科学ジャーナリストである著者が、多くの学者によるこれまでの学術的な研究結果を噛み砕き、古代ローマの社会を生き生きと描き出している。読者はまるで古代ローマの街に入り込んだように、作者のカメラワークに導かれるまま、古代ローマ人の衣住や娯楽について見聞することができる。 トラヤヌス帝は五賢帝の一人であり、書がトリップした舞台はローマが繁栄を謳歌していた時代であるのだろう。 個人的におもしろかった点をいくつか。 ・この時代、上流階級の家では、十人前後の奴隷を使

    『古代ローマ人の24時間---よみがえる帝都ローマの民衆生活』(アルベルト・アンジェラ)の感想(32レビュー) - ブクログ
    gamic
    gamic 2013/08/10
    【読了】『古代ローマ人の24時間---よみがえる帝都ローマの民衆生活』アルベルト・アンジェラ
  • 『銀河英雄伝説外伝〈1〉星を砕く者 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-11)』(田中芳樹)の感想(49レビュー) - ブクログ

    銀河英雄伝説第6巻の次は7巻ではなく外伝の1であります 刊行順に読んでます 律儀!りっちぎー!リッツカールトン!(何がよ) ところで、読書を重ねていると不思議な偶然に遭遇することってありますよね 意図せず同じ訳者さんを続けて読んでいたり、示し合わせたわけでもないのにさして新しくもない作品を誰かと同時に読んでいたり そして今回ワタクシ、自分の棚にちょっとした偶然を見つけてしまいました 次に読む作品として、町田康さん『口訳 古事記』さらにその次に読む作品として島田荘司さん『占星術殺人事件 改訂完全版』を登録済みなんでが…なんか表紙似てません? もちろん主観がかなり入ってますけど、似てるな〜似てるよ〜と思って最近読んだを眺めていたら、あれ?鈴木光司さん『リング』とアーナルデュル・インドリダソン『印』も似てない? そしてその前の辻村深月さん『サクラ咲く』とニーナ・デ・グラモンの『アガサ・クリス

    『銀河英雄伝説外伝〈1〉星を砕く者 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-11)』(田中芳樹)の感想(49レビュー) - ブクログ
    gamic
    gamic 2013/08/04
    【読了】『銀河英雄伝説外伝〈1〉星を砕く者 (創元SF文庫)』田中 芳樹
  • 『パラダイス・ロスト (角川文庫)』(柳広司)の感想(330レビュー) - ブクログ

    ジョーカーゲーム第3弾。 今回も厳しい訓練をくぐり抜けたエリートプロスパイの暗躍を堪能します。 短編5編、体力的にも武術的にも優れた彼らですが、心理戦、思考の読み合い多めという感じ。 「誤算」 フランスのレジスタンスに近づき、思わず能力発揮。同志へのお誘いも受けてしまう優秀な潜入。 「失楽園」 シンガポール、ラッフルズホテル。ターゲットの心理を思うままに方向づける、印象が残らないバーテンダー。 「追跡」 これは、凝ってる。結城中佐の過去を追う、英国特派員兼スパイ。これこそ、結城のルーツと手に入れた情報は、20年以上前から、自分の出自を準備していた罠だった。結城中佐の勝利。 「暗号名ケルベロス」前・後 愛していた夫を国策で殺された女性。仇を討つため、敵国のスパイとなる。船上でのスリリングな展開。全てを成した後、D機関のスパイに全て打ち明け、娘と愛犬を託す。船上で、口笛を吹きながら、たぶん子育

    『パラダイス・ロスト (角川文庫)』(柳広司)の感想(330レビュー) - ブクログ
    gamic
    gamic 2013/08/03
    【読了】『パラダイス・ロスト (角川文庫)』柳 広司
  • 『平 清盛 四』(藤本 有紀)の感想(6レビュー) - ブクログ

    ドラマのノベライズ、しかも全五十話を四冊ですから、多少読み物としての物足りなさはあります。 それでも五十話まで読み終えた後は、ドラマ自体の最終回を見た時のような良い感慨に浸れました。 文章媒体の強み、人物の感情の補強や明示的説明、また伏線の示唆も見え、 「ああ、あそこはこういう意味だったのだな」と物語をさらに深く味わうことができました。 一方で「ここは役者さんは違う解釈をしたのかな?」と考察できる部分もあり、 私はそれもまた芝居の味と思う方なので、楽しめました。 またドラマにはない、ドラマにだけある、ドラマとはちょっと違う、といった台詞やシーンもあります。 ドラマ未視聴でどんな物語だったのか知りたい、という方にも、 特にこの四巻も含めた後半巻などは伏線や感情の補強が丁寧ですし、どんな話かは十分分かると思います。 ただやはり編は映像、視覚的な演出や芝居があって伝わるものは大きいので、 可能

    『平 清盛 四』(藤本 有紀)の感想(6レビュー) - ブクログ
    gamic
    gamic 2013/08/03
    【読了】『平 清盛 四』
  • 『平 清盛 三』(藤本 有紀)の感想(5レビュー) - ブクログ

    (2012.10.26読了)(2012.10.18借入) 10月21日の放送は、第41回「賽の目の行方」ですので、このの分は、9月で既に放送済みということになります。 テレビを見るだけでは、充分内容を把握しきれないところがあるので、読んでいます。 保元の乱後の崇徳院の配流、信西入道の専横、信頼による平治の乱、信西が殺され義朝が支援した信頼が実権を握った。熊野詣を打ち切って京に戻った清盛は、新政権への恭順を誓い、時期を待った。天皇・上皇を確保の後、義朝たちを攻めて、勝利した。 義朝は、死亡し、頼朝は伊豆へ配流となり、常盤とその子たちは都に残ることを許された。 時子の妹の滋子が後白河院のお気に入りとなり、子どもを産んだことにより、清盛の力は、さらに強まり、太政大臣にまで登りつめた。太政大臣を辞した後は、平家一族で、政治の実権を握った。清盛は、日宋貿易実現のため、福原に移り、港の整備に乗り出し

    『平 清盛 三』(藤本 有紀)の感想(5レビュー) - ブクログ
    gamic
    gamic 2013/07/27
    【読了】『平 清盛 三』
  • gamicさんの感想・レビュー

    gamicさんの『平 清盛 三』についてのレビュー:歴史ものの宿命とはいえ、同じような名前が多くて混乱するので、メ...

    gamicさんの感想・レビュー
    gamic
    gamic 2013/07/27
    歴史ものの宿命とはいえ、同じような名前が多くて混乱するので、メモ必須(;^_^A『平 清盛 三』
  • 『雲の王』(川端裕人)の感想(47レビュー) - ブクログ

    SFとファンタジーが入り混じった感じの 雰囲気だったけど、家族とは何か、という切り込みも あって、読み応えがあって良かった。 主人公は、小学校の息子を持つ女性だが、 大気中の水蒸気の流れや温度の違いを視覚的に 捉えることのできる能力を持っていて、最初の 話では能力でゲリラ豪雨などを予測する、といったもの。 そのあとは、その能力を持っている郷に行ったり、 いつの間にか水関係の研究者になっていた兄に 振り回されたりしつつも話は進み、 主人公が幼いときに亡くなった両親とのつながりとは 何なのか、というところにクローズアップしていた。 気象関係の用語が多いながらも、話の中心は ヒューマンドラマであって、一癖も二癖も ある脇役が色を添えていて、面白かった。

    『雲の王』(川端裕人)の感想(47レビュー) - ブクログ
    gamic
    gamic 2013/07/21
    【読了】『雲の王』川端 裕人
  • gamicさんの感想・レビュー

    gamicさんの碇卯人『杉下右京の冒険』についてのレビュー:前作(杉下右京の事件簿)の方が雰囲気が出ているのでオ...

    gamicさんの感想・レビュー
    gamic
    gamic 2013/07/16
    前作(杉下右京の事件簿)の方が雰囲気が出ているのでオススメ。『杉下右京の冒険』碇 卯人
  • 『杉下右京の冒険』(碇卯人)の感想(44レビュー) - ブクログ

    何度も見ているにも関わらず、お昼の再放送は必ず録画してしまいます。警視庁特命係、通称「人材の墓場」所属の警部・杉下右京。 作は、「相棒」無しで離島に韓国に奮戦する右京さんの活躍が描かれます。相棒なしとは言っても、その土地土地の警官たちが彼のサポートとして出てくるんですけどね……。 作は2作の中編を収めています。 三宅島で上がった水死体の検死に派遣される右京さん。 韓国の美術館に箱を返しに行く右京さん。 とても役職持ちの人にさせる仕事じゃありません。ですが、ここからが杉下右京が杉下右京たる所以です。ただで帰る男じゃない。 事件が発生してないところを突っついて、開けてびっくり玉手箱、実は大変な真相が隠されておりました、とくるわけです。 ドラマと何ら変わりない(不法侵入・慇懃無礼・エトセトラ)右京さんが満喫できて大変満足なのですが、右京さんの魅力はやっぱり「相棒」が隣にいてこそ十二分に発揮さ

    『杉下右京の冒険』(碇卯人)の感想(44レビュー) - ブクログ
    gamic
    gamic 2013/07/16
    【読了】『杉下右京の冒険』碇 卯人
  • 『銀河英雄伝説外伝4 螺旋迷宮 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-14)』(田中芳樹)の感想(44レビュー) - ブクログ

    各種異論はあるでしょうが『銀河英雄伝説』は”不敗の魔術師”ヤン・ウェンリーと”常勝の天才”ラインハルト・フォン・ローエングラムのW主人公と見るのがもっともシンプルな考え方だと思うんですよね となると当然のごとくどちらの能力が上か?という議論がファンたちの間で巻き起こり、発行から40年たった今もその議論は続いているわけで、もはや議論自体が目的となっているのではないかとさえ思われます もちろん、この期に及んで作初読となった私如きがその優劣において意見を述べる愚は避けるべきと思われますが、「どちらが好きか」ということに関しては、堂々と主観を述べてもなんの問題もないことでしょう 好き嫌いは主観以外のなにものでもないですからね またしても前置きが長いですね ズバリ言います オリビエ・ポプランが好きです(〃ω〃) (どっちでもないやないか!)

    『銀河英雄伝説外伝4 螺旋迷宮 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-14)』(田中芳樹)の感想(44レビュー) - ブクログ
    gamic
    gamic 2013/07/07
    【読了】『銀河英雄伝説外伝4 螺旋迷宮 (創元SF文庫)』田中 芳樹
  • 『銀河英雄伝説外伝5 黄金の翼 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-15)』(田中芳樹)の感想(46レビュー) - ブクログ

    ほい『銀河英雄伝説』完読です 終わった〜ってのがまず第一ですw 4月に読み始めたので、約4ヶ月かかったわけですね(間にたくさん挟んでますが) こちらには田中芳樹さんの『銀英伝』に関するロングインタビューが載っていて、大変面白かったですね 自分がこういうことなんかな?と思っていたことが的を得ていて「流石やな」と思う一方で、あれどっかで読んだの忘れて自分の意見として採用しちゃってるだけかな?と思ったりもして、己の記憶力のなさがただ恨めしいという結果に それにしても田中芳樹さんすげー!ってことだけは間違いないわけです そして以前のレビューの繰り返しになりますが、読んで良かった このすげー作品を読んでよかったなーと 自分が乗り遅れた人気作品や友人が強烈に薦める作品を遠ざけるという天邪鬼な性格を少しづつ矯正してくれたブクログと友さんたちに感謝が尽きません ありがとう! ありがとう!カルロス!

    『銀河英雄伝説外伝5 黄金の翼 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-15)』(田中芳樹)の感想(46レビュー) - ブクログ
    gamic
    gamic 2013/07/06
    【読了】『銀河英雄伝説外伝5 黄金の翼 (創元SF文庫)』田中 芳樹
  • 『銀河英雄伝説外伝〈3〉千億の星、千億の光 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-13)』(田中芳樹)の感想(40レビュー) - ブクログ

    外伝の3も面白かったな〜 まぁ銀英伝のあらすじを今さら追ったところでって気がしてるので、終始一貫してまともなレビューを書く気も筆力もないんですが 今回は解説が良かったな〜 この創元推理文庫版は2009年の発刊、この外伝『千億の星、千億の光』が発表されたのが1987年なので、すでに22年が経過しており、もういい加減語り尽くされてる中で、あえて定番の語りポイントとも言える「名前のカッコ良さ」と「視点切り替えの妙」について解説している 素晴らしい この創元推理文庫版で初めて『銀英伝』に触れる人だってたくさんいたんだろうから、大変な後発にも関わらず奇をてらわない、正道一直線な解説に同じく正道を歩む者として好感と共感をおおいに感じるのでした そして共感の証として特にカッコいい帝国側の登場人物たちの名前を列挙してレビューを終えたいと思います このカッコ良さに身悶えしてほしい (それにしても日人てドイ

    『銀河英雄伝説外伝〈3〉千億の星、千億の光 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-13)』(田中芳樹)の感想(40レビュー) - ブクログ
    gamic
    gamic 2013/07/06
    【読了】『銀河英雄伝説外伝〈3〉千億の星、千億の光 (創元SF文庫)』田中 芳樹
  • 『メイズプリズンの迷宮回帰: ソウルドロップ虜囚録 (ノン・ノベル 823)』(上遠野浩平)の感想(28レビュー) - ブクログ

    作品紹介・あらすじ 家出中の少女・西秋有香は双季蓮生という不思議な老人と出会い、詐欺罪で服役中の有香の父が計画していた犯罪を実行することになった。「生命と同等の価値のあるものを盗む」と書かれた謎の怪盗ペイパーカットの偽造予告状を使い、保険会社から補償金を騙し取ろうというのだ。双季は保険会社の調査員伊佐俊一と千条雅人に接触。しかし、双季の正体は強大な権力を持つ東澱家に命を狙われる脱獄囚であった。外人傭兵、ベテラン刑事も双季を追う中、やがて彼の哀しい過去が明らかに…。

    『メイズプリズンの迷宮回帰: ソウルドロップ虜囚録 (ノン・ノベル 823)』(上遠野浩平)の感想(28レビュー) - ブクログ
    gamic
    gamic 2013/07/06
    【読了】『メイズプリズンの迷宮回帰―ソウルドロップ虜囚録 (ノン・ノベル)』上遠野 浩平
  • 『メモリアノイズの流転現象: ソウルドロップ奇音録 (ノン・ノベル 805)』(上遠野浩平)の感想(35レビュー) - ブクログ

    作品紹介・あらすじ 「あの事件は終わっていない-」私立探偵・早見壬敦は、禿猿山で出会った不思議な人物から謎の言葉を聞く。杜名賀家の離婚問題調査で長女の過去に興味を抱き調べている時であった。その山は、二十年前一家を襲った惨劇の舞台だったのだ…。一方同じ頃、杜名賀邸では庭が爆破され、怪盗"ペイパーカット"の予告状が発見される。神出鬼没の怪盗を追うサーカム保険の調査員伊佐俊一と千条雅人が現場に急行、生命と同価値のものを奪う怪盗の標的が早見ではないかと不安を抱くが…。

    『メモリアノイズの流転現象: ソウルドロップ奇音録 (ノン・ノベル 805)』(上遠野浩平)の感想(35レビュー) - ブクログ
    gamic
    gamic 2013/06/29
    【本棚登録】『メモリアノイズの流転現象 (ノン・ノベル)』上遠野 浩平
  • 『ソウルドロップの幽体研究 (ノン・ノベル 785)』(上遠野浩平)の感想(52レビュー) - ブクログ

    「命とそれと同等のものを頂く」とかって予告状を送りつけつつ、人を殺して(しかも外傷を一切残さず)非常にくだらないもの(飴玉とかストラップとか)を盗んでいくペイパーカットとそれを追いかける保険屋の話。 ペイパーカットは見る人によって姿が違うらしい。その場において不自然でない人間に見えるとか。そこにペイパーカットがいなかったと証明できないならば、それこそペイパーカットがそこにいた証明となる。上遠野らしい設定。 保険屋の二人も非常に良い。片方は元警官で以前目に傷を負って、光を直視できない素敵な兄ちゃん。もう片方はロボット探偵。肉体は人間だけど、チップを埋め込まれているロボ。 このロボット探偵がカッコいい。ロボットだから、常に周りを分析的に見る。データがそろったところでスイッチが入って〈論理回路〉が起動するんだ。したら良心制御(リミッター)が解除されて口調も変わる、行動も変わる。事件解決を最優先さ

    『ソウルドロップの幽体研究 (ノン・ノベル 785)』(上遠野浩平)の感想(52レビュー) - ブクログ
    gamic
    gamic 2013/06/19
    【本棚登録】『ソウルドロップの幽体研究 (ノン・ノベル)』上遠野 浩平
  • 『直感力 (PHP新書)』(羽生善治)の感想(206レビュー) - ブクログ

    おもしろかった。将棋界に一時代を築いた大名人が、自ら感じて、思った、数々の言葉 直感とはたんなるひらめきではなく、これまでの多くの経験や思考が導き出される一瞬の思考である 気になったのは以下です。 ■直感とは ・直感は決して先天的なものではない ・ツボを押さえる、といった感覚が自分の中に出現するのを待つことが大事なのではないかと思う ・論理的思考の蓄積が、思考スピードを速め、直感を導いてくれる ・つまり、直感とは、論理的思考が瞬時に行われるようなものだ ・直感とは、当になにもないところから、湧き出てくるわけではない。 ・考えて考えて、あれこれ模索した経験を前提として蓄積させておかねばならない。 ・また、経験から直感を導き出す訓練を、日常生活の中でも行う必要がある ・もがき、努力したすべての経験をいわば土壌として、そこからある瞬間、生み出されるものが直感なのだ ・長く考えていればそれだけ思

    『直感力 (PHP新書)』(羽生善治)の感想(206レビュー) - ブクログ
    gamic
    gamic 2013/06/16
    【本棚登録】『直感力 (PHP新書)』羽生 善治
  • 『タイタニア 2 暴風篇 (TOKUMA NOVELS)』(田中芳樹)の感想(6レビュー) - ブクログ

    作品紹介・あらすじ 星暦二二九年、ブラウンワルト星域の会戦で星間都市連盟を破ったタイタニア一族はヴァルダナ帝国から「無地藩王」の称号を得た。だが「タイタニアなくして帝国なし」と名実ともに宇宙の覇王を公言する彼らは、星暦四四六年、八代目アジュマーンの時代を迎えた時、連盟の都市エウリアに出した最新の化学式半透膜の技術の売却要求を拒否されたことに端を発したケルベロス会戦で、一族のアリアバートが敗北の屈辱を喫した。奇蹟の勝利をエウリアにもたらしたのは、ファン・ヒューリック。一族の当主たちの陰謀が渦巻いて…。

    『タイタニア 2 暴風篇 (TOKUMA NOVELS)』(田中芳樹)の感想(6レビュー) - ブクログ
    gamic
    gamic 2013/06/15
    【本棚登録】『タイタニア〈2 暴風篇〉 (トクマ・ノベルズ)』田中 芳樹
  • 『タイタニア 3 旋風篇 (TOKUMA NOVELS)』(田中芳樹)の感想(10レビュー) - ブクログ

    作品紹介・あらすじ 星暦447年、タイタニア一族のアリアバート公爵は大小1万9700隻の艦艇を率いて、バルガシュ政府を倒す征旅に就いた。主眼は、辺境地域において占めてきたバルガシュ政府の特権的地位を奪うことにあったが、彼の胸中は、同じタイタニア四公爵の一員・ザーリッシュが同政府に殺害された報復に燃えていた。さらに忘れもせぬケルベロスの会戦で敗北の屈辱を飲ませられた「流星旗軍」のファン・ヒューリック一党が背後にひかえている。次の「無地藩王」の地位とこの雪辱戦に賭ける執念の果ては…?待望の書下し第三弾。

    『タイタニア 3 旋風篇 (TOKUMA NOVELS)』(田中芳樹)の感想(10レビュー) - ブクログ
    gamic
    gamic 2013/06/15
    【本棚登録】『タイタニア〈3 旋風篇〉 (トクマ・ノベルズ)』田中 芳樹
  • 『タイタニア 1 疾風篇 (TOKUMA NOVELS)』(田中芳樹)の感想(18レビュー) - ブクログ

    "世襲制"といえば大抵どこかでボンクラが跡を継ぎ、それが原因で衰退していくのが歴史のお約束。だがこのに登場するタイタニア一族は8代にわたって優秀な当主を輩出している。 連盟から帝国に寝返り宇宙の勢力図を逆転させたにも関わらず、領土は持たず、民衆から搾取しすぎることもない。この部分だけ切り取るとタイタニア一族をヒーローポジと勘違いしてしまいそうだが、立派な敵役である。 優秀な人材が揃う宇宙の覇者タイタニア一族に対抗するのは、女も酒も好きだと公言してはばからない元事務員ファン・ヒューリック。こちらは間違いなくヒーローポジなのだが、俗っぽいところが良い。 彼は奇策でタイタニアの艦隊を退けたものの、実は出来レースの戦いだったため「余計なことをしてくれた」と軍から追い出されてしまう。 天才vs天才の対決は大抵どこかでボンクラが足を引っぱって勝敗がつくものだが、1巻読了時点ではそんな気配は無い。珍し

    『タイタニア 1 疾風篇 (TOKUMA NOVELS)』(田中芳樹)の感想(18レビュー) - ブクログ
    gamic
    gamic 2013/06/08
    【本棚登録】『タイタニア〈1〉疾風篇 (トクマ・ノベルズ)』田中 芳樹