待ちに待ったドラマが始まった! 岡田惠和脚本作品「日曜の夜ぐらいは ⵈⵈ 」 まだ暗い、誰も起きていない早朝の団地 部屋の灯がつく 食事の支度と母・邦子 ( 和久井映見 ) の介助を淡々とこなし、あわただしくアルバイトに出かけていくサチ ( 清野菜名 ) に、邦子は何度も「ごめんね」を繰り返すが、サチは言葉を返さない。 冒頭のこのシーンだけで、サチの生活が煮詰まっていることがわかる。 樋口若葉 ( 生見愛瑠 ) は祖母の富士子 ( 宮本信子 ) とともに働くちくわぶ工場で、なんとなく社員たちに疎まれている。 タクシー運転手の野田翔子 ( 岸井ゆきの ) は、パッとしない営業成績で勤務を終え独り暮らしのアパートに帰って、缶チューハイを飲んでいる。 ここまでで充分。 三人の女性が鬱屈した日常を抱えていることがひしひしと伝わってくる。 なんて上手いんだ 岡田さん ドラマの第一話を、どう持たせてい