青山美智子さんの本 ( 宝島社 ) は、全てミニチュア人形だった。 これはミニチュアアーティストの田中達也さんの手によるもので、 本の内容にぴったり沿う素敵な表紙だと思う。 装丁は、買い手が手にとるように目を引くものであることも重要だが、 作品のイメージを固定し過ぎたり、損なわないことも大切だ。 あえて作品名は言わないが、よく読むシリーズで 主人公の女性の漫画が表紙になっているものがある。 眼鏡をかけて黒髪で胸の大きな女性・・・もうこれでおわかりの方も多いと思うが、 件の本のように主人公のイメージを押し付けられるのはちょっと幻滅。 装丁は出版社のセンスが問われるものだといつも思う。 昭和の本は布張りのものも多く、お金がかかっていたなと懐かしく思う。 お金をかけるといえば、私が購入したこの本は、第13版。 大変なロングセラーだ。 表紙に随分しっかりした分厚い紙を使っているなと思ったら、 あら