この「プログラマになりたいあなたへの手紙」は,2008年3月24日に発売した日経ソフトウエア2008年5月号の特集「はじめてのプログラミング」向けに,6人のプログラマが著したものです。記述された内容は,執筆当時の情報に基づいています。ただし2009年3月下旬,寄稿者のみなさまは,その内容の確認と公開への同意をしています。
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芦屋広太です。日頃いかが人を育てておられるでしょうか。 前回は,「仕事を丸投げする部下」の問題点を指摘しました。「丸投げ」という行為が,人のスキルアップにいかに弊害をもたらすかが理解いただけたと思います。 ところで,多くの方は「丸投げ」と聞いて「部下」よりも「上司」の方が問題ではないのかと感じたかもしれません。「丸投げ」という言葉を聞いてまず,思い浮かぶのは,いいかげんな「上司」が部下に「丸投げ」する行為でしょう。 これも非常に困ったものですが,これについてはまた,近いうちに「上司」シリーズを書きたいと思っておりますので,そこで言及することにしましょう。では,次の5分間指導に移ります。今回は,新しい部下の登場です。 言うことを聞かない部下「坂本君」 部下の岡田と一緒に仕事をしていた私は,次第に人手不足を感じるようになっていました。提案の頻度も増え,それに伴い作成する資料も膨大になって,岡田
「Windows Vistaは結局,どうなの?」「組み込みシステムの開発が盛んらしいけど,組み込みOSって何が違うの?」「近頃のUNIXユーザーの多くはMacを持ってるって本当?」--。いつの時代にも,技術者/開発者たちの間ではOSに関する話題が盛んです。あらゆるプログラムの基盤であるOSは,最重要ソフトウエアですから気になるのは当たり前です。 “今,何がOSに起こっているのか?”プログラマならその答えを知っておくべきです。この連載では,日経ソフトウエア2006年11月号の特集としてご好評をいただいた,OSについての解説を順を追って公開します。 Part1 今さら聞けないOSの疑問 Part2 これがWindows Vistaだ! Part3 Windows XP Tips 25 Part4 仮想マシンの仕組みを理解する Part5 Mac OS XのUNIXな使い方 Part6 組み込み
システムの開発・運用という激務を続けていると,いつの間にか心身に疲れがたまるもの。十分に休養を取れず,眼,肩,腰などに辛さを感じている方も多いのではないでしょうか。 そこで,お薦めしたいのが,自分でツボ(経穴)をマッサージすることです。マッサージによってツボを刺激すれば,疲れが和らいで心身がすっきりします。健康を保つのに役立つだけでなく,仕事への集中力を高めることにもつながります。仕事の合間などちょっと時間が空いたときを利用して,ぜひツボのマッサージを習慣化してください。 この連載では毎回,肩こりや腰の痛みといった一つの症状を取り上げ,それに対して効果が大きく,自分でマッサージしやすいツボを紹介していきます。今回は,眼の疲れを取る八つのツボを紹介します。 眼の周りにある六つのツボが疲れに効く 眼の疲れを感じたとき,無意識に目頭を押さえた経験はありませんか。眼の疲れを取るうえで効果的なツボの
1960 年生まれ,独身フリー・プログラマの生態とは? 日経ソフトウエアの人気連載「フリー・プログラマの華麗な生活」からより抜きの記事をお送りします。2001年上旬の連載開始当初から,2007年に至るまでの生活を振り返って,週2回のペースで公開していく予定です。プログラミングに興味がある人もない人も,フリー・プログラマを目指している人もそうでない人も,“華麗”とはほど遠い,フリー・プログラマの生活をちょっと覗いてみませんか。 フリー・プログラマには上司がいない。私の場合には部下もいない。 1 日中寝て過ごしても,文句を言う人はだれもいない。まさにナイナ イづくしの結構な生活と思われるかもしれないが,それに甘えていて はお金は入ってこない。世の中はよくできている。 フリー・プログラマになるのは簡単だ。会社に辞表を出して「今日 から私はフリー・プログラマです」と言えばいい。だが,フリー・プ ロ
前回は,部下を持つことで混乱している坂本に上司としてどう行動していくべきかを伝えました。そして,私は彼に“はじめて部下を持つ人"への5つのアドバイスをすることにしたのです。 坂本は,中堅社員ですが,長く部下を持たなかったので,自分のことだけを考えていれば済みました。しかし,今後はそれでは済みません。彼にはしっかり部下の面倒を見てもらい,組織マネージメントを身に付けてほしいからです。 坂本に限らず,多くの人は部下を持つとそれまでとは違った苦労をします。自分だけで精一杯なところに,知識も経験も劣る部下の面倒も見なくてはならないのですから,その大変さは誰でも理解できるところでしょう。 しかし,組織で力を出していく以上,部下の戦力化は避けて通れない道です。どうせやらなくてはならない部下マネージメントなら,しっかりとした「やり方」を身に付けたいものです。まず,私はこれを坂本に教えなくてはならないと思
国立国会図書館は2007年6月27日、同館がインターネットで提供しているデジタルアーカイブ「近代デジタルライブラリー」において、著作権保護期間が終了した大正時代の図書約1万5700冊を2007年7月3日から公開すると発表した。これは同館が有する大正時代の書籍のうち約17%となる。 公開される図書には「満鉄調査資料(南満州鉄道庶務部調査課)や「ブラジル移植民地写真帖(海外興業)」などがあり、公開された図書の一覧は近代デジタルライブラリーの「お知らせ欄」からcsv形式のファイルでダウンロードして確認できる。 また従来、公開されていた図書はモノクロ画像のため写真などは見にくかったが、今回からグレースケールの画像とし、白黒の濃淡をより細かく表現できるようになっている。既に公開されている明治時代の写真のうち327冊分もグレースケールに変更されている。 今回公開された図書を入れると近代デジタルライブラ
■お客様に提案書の内容を説明する。また、セミナーで講演するなど、プレゼンテーションの機会は多いもの。プレゼンにおいて大切なことは何か、をファシリテーションの視点で解説します。今回はポイントは“テンポ”です。 前回“しゃべり”を強化するためのエクササイズを紹介した。しゃべりというのは訓練次第でいくらでも上手になる。TVで見かけるアナウンサーやタレントが、生まれつきあんなにしゃべりがうまかったわけではない。みんな訓練のたまものだ。 前回簡単にできる日頃の訓練法として「朗読」を紹介した。頻繁にセミナーの講師をする立場の方や、しゃべることを本業とする方などは、これに限らず本格的に毎日いろんなトレーニングをすることも厭わないだろう。 しかし、たまにセミナーの講師をやるという人が、そういつもトレーニングに時間を割くことは難しい。また、近々に大事なプレゼンを控えて、即席でいいから少しでも上手なしゃべりを
出典:日経NETWORK 2006年11月号 35ページより 記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
企業の経営戦略をリードする戦略コンサルタント。多くの情報の中から本当に重要なことを見極め,ときには物事を100年単位の大きな視点で捉えてみる。その仕事の進め方や思考法に学ぶべき点は多い。SEから戦略コンサルタントへの転身を果たした筆者が,自分の経験を踏まえ,問題の本質を捉え,3倍のスピードで仕事をこなすコツを伝授する。 読者の中には,ITエンジニアとしてのキャリアのゴールをコンサルタントと考えている人も多いのではないだろうか。 しかし,プログラマやSEとコンサルタントとは,ものの考え方や発想法が根本的に違うと言ってよい。そのためSEからコンサルタントへの転身を図るのは,かなりの苦労を伴うものだ。 今回は,かつて筆者が日本IBMのSEから戦略コンサルタントへと転職した経験を踏まえて,コンサルタントの仕事ぶりや思考法を紹介する。コンサルタントへのキャリアアップを目指す際の参考にして欲しい。また
■「交渉に勝つ」とはよく言いますが、お客様との交渉においては、それが商談であれ、トラブル交渉であれ、お客様を敗北に追い込むことは目的ではありません。特にトラブル交渉では、自らが負けずに、そして「相手にも負けさせない」ことが大事です。 トラブル交渉では、お互いに深い傷を負いたくない。なんとか責任を回避して自分の傷は最小限にしたい。そのせめぎ合いだ。 こちらが「売り手」の立場であっても、それは同じだ。言いがかり的なクレームは当然のこと、こちらに責任のないことまで責めを負わされるいわれはない。冷静に責任の所在を明らかにし、主張すべきは主張して責任に応じた対応をする。それが原則だ。 ITにおけるトラブルというのは、障害にしろ、仕様変更にしろ、実は顧客側に非がある場合が意外と多い。「すわ障害だ」と、いきり立ってベンダーを呼びつけたら、顧客側がとんでもない運用をしていた、なんてことはしょっちゅうだ。
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