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ブックマーク / vergil.hateblo.jp (7)

  • 加害者意識がまったくない陸軍二等兵漫画 - 読む・考える・書く

    『爆笑 陸軍二等兵物語』という、戦争体験者自身が描いた漫画がある。 作者の塚原平二郎氏は1920年生まれなので敗戦時点で25歳、陸軍に徴兵されて中国各地やベトナムを転戦している。漫画自体は創作だが、塚原氏自身の体験や兵隊仲間からの見聞をもとに描かれたリアルな内容だ。[1] この漫画を見ると、作者自身の上官である「中助」(ろくでもない中隊長のことを兵隊たちはこう呼んでいた)をはじめ、素質不良な軍人たちが中国各地の街や村でやりたい放題の悪事を働いている。 ひどい話ばかりだが、少なくとも作者はこうした事件を批判的観点から描いているので、こうした残虐行為を仲間内の場で自慢話のように語っていた元軍人たちよりははるかにマシと言えるだろう。 女囚さそり 第41雑居房、大陸(中国)行軍中に現地の女性を強姦したことをおもしろおかしく得意気に話すおっさんとそれ聞いて喜び羨ましがる若者達。 当時はよくある光景だ

    加害者意識がまったくない陸軍二等兵漫画 - 読む・考える・書く
  • 敗戦の翌年、中国での残虐行為を自慢していた元兵士 - 読む・考える・書く

    記事の趣旨からずれるので前回記事では取り上げなかったのだが、『砕かれた神』の著者渡辺清氏は、敗戦の翌年、中国帰りの元兵士が自分の犯罪行為を自慢気に語る場面に遭遇している。[1] 1946年3月11日の日記: 夕じゃ(二時ごろの事)に帰ったら、川端の火じろ端に宮前のほうの博労ばくろうが二人お茶を飲んでいた。肥った赤ら顔のじいさんと、こびんに大きな火傷の痕のある反っ歯の男だ。川端の種牛を見にきたらしく、はじめは牛の値がどうのこうのいっていたが、そのうちに戦争の話になっていった。おれは上がり框かまちに腰かけて夕じゃをよばれながら、反っ歯がじいさんにこんなことを自慢げに話しているのを聞いた。 「上海から南京まで進撃していく間に、そうだな、おりゃ二十人近くチャンコロをぶった斬ったかなあ。まあ大根を輪切りにするみてえなもんさ。それから徴発のたんびにクーニャンとやったけや、よりどりみどりで女にゃ不自由

    敗戦の翌年、中国での残虐行為を自慢していた元兵士 - 読む・考える・書く
    gattolibero
    gattolibero 2022/04/18
    いま批判している人間も、戦場へ行けば豹変するのだろうか
  • 沖縄で米軍の捕虜になった日本兵の悔恨 - 読む・考える・書く

    8月15日の東京新聞に、沖縄戦で米軍の捕虜となった元日兵のインタビュー記事が載っていた。[1] 戦地で見た地獄絵図が、今もまぶたに焼き付いている。群馬県伊勢崎市の栗原夏雄さん(九九)は日中戦争で、軍命に従い捕虜を拷問し、銃殺した。沖縄戦では米軍の捕虜となったが、非人道的な扱いはされず、日軍の残虐さを思い知った。命のともしびの弱まりを感じる今、若い世代に伝えたい。 「戦争は個人の尊厳や意思すら奪う。二度とやっちゃいけない」 太平洋戦争末期の一九四五年四月、爆弾を積んだ小型特攻艇「マルレ」の部隊員として沖縄戦に従軍した。海を埋め尽くすほど無数の米軍艦が島を取り囲み、艦砲射撃と空爆を容赦なく浴びせる。島にはおびただしい数の遺体が転がっていた。 (略) 戦況が悪化し、島南部で米軍に捕らえられた。「捕虜は無残に殺される」。そう信じ込んでいたが、収容所では手錠をかけられることもなく、パンやチーズ

    沖縄で米軍の捕虜になった日本兵の悔恨 - 読む・考える・書く
    gattolibero
    gattolibero 2020/09/17
    何故それほど残虐な行為を当たり前のように罪悪感もなくできたのだろう。教育の問題か?「戦争は個人の尊厳や意思を奪う」と語っているが自身は米軍の捕虜になった際、何も酷い事はされていない。残虐性は何処から?
  • 差別扇動の前世田谷年金事務所長への処分が決定、しかし軽すぎる - 読む・考える・書く

    上記記事で取り上げた、ネット上でさんざん差別扇動や誹謗中傷を繰り返したあげく、身バレして逃亡した「大物ネトウヨ」葛西幸久。発覚時点で「とりあえず更迭」とされていたこの男への正式な処分を日年金機構が発表した。 日年金機構プレスリリース(4/11): 停職2ヶ月+降格処分というのだが、やらかしたことの重大性、またセンシティブな個人情報を扱う職務にあったことから見たら軽すぎる。普通に考えて懲戒免職が相当だし、少なくとも、二度と年金関連情報にアクセスできる仕事をさせてはならないだろう。 ヘイトツイートの世田谷年金事務所長、停職2ヶ月復職後降格の処分。 懲戒免職じゃないとは。 年金機構は、個人情報がそうとう自由に調べることができてしまう職務内容や肩書きの人間が、あれほどの差別と誹謗中傷ツイートを行ったことの重みを理解していると言いがたいのでは。 — 東京さば子 (@tokyo_sabako) 2

    差別扇動の前世田谷年金事務所長への処分が決定、しかし軽すぎる - 読む・考える・書く
    gattolibero
    gattolibero 2019/04/14
    再発防止に向けて。“具体的にどんな研修をするのかと思ったら、「SNSの使い方」” 「複数のキャラを演じる時には誤爆に注意しましょう」ってか? 「ヘイトはダメ」が先だろうが。
  • 現在の「技能実習生」の扱い方を見れば、かつての「徴用工」や「慰安婦」の実態も容易に想像できる - 読む・考える・書く

    で働く外国人技能実習生の悲惨な実態が次々に明らかになっている。 ある寺院には、2012年以降に死亡したベトナム人の若者たちの位牌だけで81柱が並んでいる。 www.asahi.com 東京都港区にある寺院「日新窟」。棚の上に、ベトナム語で書かれた真新しい位牌がぎっしりと並ぶ。2012年から今年7月末分までのもので81柱。この寺の尼僧ティック・タム・チーさん(40)によると、その多くが、20、30代の技能実習生や留学生のものだ。今年7月には4人の若者が死亡。3人が実習生、1人は留学生で、突然死や自殺などだった。 7月15日に自殺した25歳の技能実習生の男性は、会社や日に住む弟、ベトナムの家族に遺書を残していた。塗装関係の仕事をしていたが、「暴力やいじめがあってつらい」とつづられていた。「寂しい。1人でビールを飲んでいる」と弟に電話があった翌日、川辺で首をつっているのが見つかった。 もち

    現在の「技能実習生」の扱い方を見れば、かつての「徴用工」や「慰安婦」の実態も容易に想像できる - 読む・考える・書く
  • 学者をなめてる小林よしのり - 読む・考える・書く

    倉橋耕平氏をエセ学者呼ばわり 「反省のできない漫画家」小林よしのりが、ゴー宣を批判されてまたこんなことを書いている。 BLOGOS(10/24): 漫画家をなめてるエセ学者・倉橋耕平 今朝、10月24日の朝日新聞の「耕論」というページで、倉橋耕平という自称・社会学者が『ゴーマニズム宣言』は読者参加型でポピュリズムであり、「真実」を描いていない、「主観」で描いていると、批判している。 生憎だが、わしは膨大な専門家の書籍・歴史資料を基に、「客観」で描いている。 つまり「史料批判」は厳密にやっているということだ。 (略) 実際の小林よしのりはというと、書斎の中だけでも、数千冊のが収容されていて、もう置き場所もなく、リビングにも、卓にも書物が積み重ねられていて、からいつも怒られる事態になっている。 さらに福岡には3LDKのマンションを持っていて、ここも書庫になっているから、まあ、そこいらの学

    学者をなめてる小林よしのり - 読む・考える・書く
  • 朝鮮人虐殺:親の目の前に子供たちを並べて首を切った「本庄事件」 - 読む・考える・書く

    藤岡事件よりさらに凄惨な虐殺事件がいくつも起きていた 「町送り」が引き起こした埼玉県内の朝鮮人虐殺事件 最初の集団虐殺「熊谷事件」 「町送り」で生き残った人々が皆殺しにされた神保原事件事件 藤岡事件よりさらに凄惨な虐殺事件がいくつも起きていた 先日、ブログで、虐殺被害者の遺族が95年目にして初めて慰霊祭に参加した「藤岡事件」を取り上げた。 今の群馬県藤岡市で起きたこの事件は、現地に居住していた朝鮮人17名が、警察署内に保護されていたにもかかわらず、暴徒と化した周辺住民に引きずり出されて殺されたという悲惨な事件だ。 しかし、隣の埼玉県では、もっと凄惨な事件がいくつも起こっている。その一つが「事件」である。 事件は、藤岡事件の前日4日に、隣接する今の庄市で起きた別の事件です。 事件の内容は、藤岡事件よりもっと恐ろしいものでした。 — バージル (@vergil2010) 20

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