前回「万葉集」をざっくりと読んだので、今回は古今和歌集を読みたいと思います。(私がどういうスタンスで読んでいるのかは文学史を復習したエントリー(→こちら)をご覧ください。素人が和歌の勉強もしたことないのに、いきなり読んであれこれ言ってみる、というものです。) *途中で投げ出してます。あしからず。 ■基本情報 奈良・平安初期は弘仁・貞観文化にみられるように中国の文化が強く影響した時代であった。この時代は漢詩文が全盛で最初の勅撰漢詩文集『凌雲集』(814年)をはじめ、『文華秀麗集』(818年)、『経国集』(827年)など次々と勅撰漢詩集が作られた。『菅家文草』を作った菅原道真もこの時代の人である(845-903)。 その後、徐々に日本独自の文化が作られるようになり、遣唐使の廃止(894年)もあり、10世紀初めごろから国風文化が芽生えだした。『古今和歌集』は後醍醐天皇による最初の勅撰和歌集として