以前、いわゆる”オタク”の女の子にカミングアウトをしたことがある。その子は職場の後輩で、友人として仲良くなっていくにつれ、自分のセクシュアリティを隠し続けることが心苦しくなったからだった。 気持ち悪がられたらどうしよう、と冷や汗をかきながら、 「私の恋人は女性なの。今まで彼氏だと言っていたけれど、実は彼女だったんだ」 そう言うと、後輩からは予想外の反応が返ってきた。 「凄い! 百合カップルだ。初めて見た、かっこいい!」 目を輝かせてそう言った彼女に、私はどう反応していいか分からず、とりあえず「ありがとう」と言った。そして後輩は翌日「よかったらこれ」と言って、百合モノの漫画を貸してくれた。 いや、私は嬉しかったのだ。後輩が私のセクシュアリティを受け入れてくれ、その親愛の証として同性愛モノの漫画を貸してくれた。そのこと自体は、ちょっと感動を覚えるくらい嬉しかった。ただ、”百合カップル”という言
カルチャー 2011年05月25日 レズビアンは物心が付いた時からレズビアン。読者の中には、そう思っている方も多いのではないだろうか。 確かに、幼いころから自分のセクシャリティを自覚し、生きてきたレズビアンもいる。しかし、男性と付き合ったことがあるというレズビアンも、実はとても多い。私もそうだし、ほかのレズビアンたちに話を聞いても「今はレズビアンとしての自覚を持って生きているけれど、過去には男性経験もある」という人は、かなり居た。そんな方々に、男性と付き合っていた理由を尋ねてみると、 「男性と恋愛するのが当たり前だと思い込んでいた。自分は恋愛感情の薄いタイプだと思って、好きになれなくてもなんとなく付き合っていた」 「レズビアンであるとうすうす気づいていたが、認めるのが嫌で、無理に男性と交際していた」 などの答えが返ってきた。 前者の方は、身近な女性に対して強い恋心を意識した時に、後者の方は
今月4日に放送された『しゃべくり007 華麗なる春の2時間半SP』(日本テレビ系)に女優の中谷美紀が出演した。4月29日に全国公開を控えた主演映画『阪急電車 片道15分の奇跡』(東宝)の宣伝とはいえ、バラエティー番組でほとんど見かけたことのない女優の姿は貴重なものだ。放送前からファンを中心にネットで注目を集めたこの日の番組。もちろん期待するのは7人の芸人に囲まれた女優がポロリと本音を漏らす瞬間。素顔だ。 SPの特番として、この日3番目に登場した中谷。神秘のベールに包まれた映画女優として紹介された彼女はレギュラーメンバーである芸人たちを前に、「人を笑顔にできる仕事って素晴らしいと思います」と笑顔を見せた。そして、いったい何を聞いたらいいのかすら分からない上田が「怒るポイントとかは……?」と質問すると、「普段から怒らないようにしています」と、なにやら含みのある言葉を返す。そんな彼女の言葉に芸人
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