[東京 26日 ロイター] NTT9432.Tの鵜浦博夫副社長は26日、ロイターのインタビューで、今後のM&A(合併・買収)は「クラウド・コンピューティング」がテーマになるとの考えを示した。 南アフリカの情報通信技術(ICT)大手のディメンション・データDDT.Lを買収したが、「今後、ICTとクラウドは同じ意味になる」と指摘。クラウド市場の拡大に応じて、NTTデータ9613.Tなどグループ内のM&A案件を評価していく考えを示した。 インタビューの主なやり取りは以下の通り。 ――ディメンション買収のシナジー効果をどう考えるか。 「完全子会社化は12月中旬に完了する見込み。シナジー効果は、1)両社の顧客へのクロスセル、2)新規案件の協業、3)クラウドビジネスの強化――になる。NTTのクラウドの強みは、アプリケーション、ネットワーク、端末までのエンド・ツー・エンドのサービスになるだろう。ディメン