漫画家・水木しげるさんが戦争をテーマに描いた作品と、当時の報道を伝える企画展「日米開戦70年 水木しげるの戦争と新聞報道」が5日、日本新聞博物館(横浜市中区)で始まった。 南太平洋の激戦地・ニューブリテン島で、爆風の中を逃げ回る水木さん本人を描いた絵や、真珠湾攻撃を伝える日米両国の新聞の号外など計約200点を展示。最前線で生き抜いた一兵士の視点で見た戦争と、記事や写真で伝えられた戦争との違いを見比べられる。 横浜市磯子区の団体役員石塚昶雄(のぶお)さん(67)は「(水木さんが)直接見ただけあって、戦争の様子がリアルに伝わってくる」と話していた。 12月25日まで。入場料は一般・大学生500円、高校生300円、中学生以下無料。月曜休館(祝日・振替休日の場合は次の平日)。問い合わせは同館(045・661・2040)。