民生用ドライブレコーダーのパイオニアで、映像からさまざまな事故を解析する日本交通事故鑑識研究所の大慈彌拓也代表取締役。交通事故分析のプロに、あおり運転が起こる原因や対策を尋ねました。あおり運転のきっかけとなる本人の無意識の行為の危険性に対して、いかに意識的でいられるかが大切なのです。 あおり運転のきっかけを被害者が作る ドライバーの中には、執拗に他車を攻撃して自分の力を誇示したいというタイプの人がいます。そういう異常者に遭わないために、他車にストレスを与えない運転を心掛けることがトラブルを避けるドライブ術の基本です。 あおり運転は、被害者がきっかけを作ってしまい、加害者がそれをやり返すパターンが多いようです。例えば、追い越し車線を制限速度なら継続走行しても問題ないと考えている方も少なくないと言われます。 追い越し車線を走り続けていると通行帯違反になりますが、そのルールを知らずに後続車の進行