近畿大学が開発した飛沫防止マウスシールド「近大マスク」の寄贈を受け、店員が使用している「お好み焼き千房」道頓堀店=18日、大阪市中央区(南雲都撮影) 近畿大は18日、理工学部の西籔和明教授らが開発したプラスチック製の飛沫(ひまつ)防止マウスシールド「近大マスク」3千個を、新型コロナウイルスの影響で苦境に立つ大阪・ミナミの飲食店約40社に寄贈した。 全面が透明なため、口の動きや表情が見え、細かな意思疎通が図れることが強み。西籔教授は「飲食店では従業員の表情も大切になる。年明けには量産を図りたい」と述べた。使用状況を調べ、さらに改良していく方針という。 近大マスクの開発には、大学が立地する大阪府東大阪市の地元企業も協力した。マスクはプラスチック製で、眼鏡のように耳にかけて使用し、フレームの位置も2段階で調整できる。 またマスク着用時の気流の可視化実験も行い、飛沫防止効果が高いことも確認したとい