文化芸術の各賞審査員や大学教員の男女比を調べた結果を美術家らの団体が9日、発表した。大学の美術系学部で男性教授の割合が8割を超え、映画や演劇の審査員も男性が8割を占めるなど表現の現場におけるジェンダーバランスの構造的不均衡が鮮明になった。 調査したのは、創作の現場でのジェンダー平等を目指す「表現の現場調査団」。協力した評論家の荻上チキさんは「プレーヤーは女性が多いのに評価する側に男性が多い」として、ハラスメントの温床になっていると指摘した。 調査結果によると、東京芸大など15大学の美術系学部生は平均すると72%が女性。一方で教授の88%は男性だった。
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