米下院は米国時間7月24日、米国民の全通話記録を収集するプログラムの制限に向けた法案修正を否決した。米国家安全保障局(NSA)の元契約職員Edward Snowden氏による米政府の広範な監視活動の暴露が政治的な影響を及ぼしている表れだ。 この法案修正は、NSAが愛国者法に依拠して行っている米国民の通話メタデータの大規模監視を抑制するために提案されたが、票決の結果、賛成205票、反対217票で否決された。 「米国民のプライバシーのために立ち上がるチャンスだ」と、法案修正を提案したリバタリアン(自由主義者)寄りのJustin Amash下院議員(ミシガン州選出、共和党)は、下院での審議の中で呼びかけていた。 Amash議員が提案した支出法案の修正は否決されたが、その投票結果には、NSAによる令状なしの監視プログラムに対する議員の見方の大きな変化が表れている。2012年には、今回よりもはるかに