ワシントン(CNN) 人種差別が根強かった米国で1913年、白人女性との交際がとがめられ有罪になったアフリカ系アメリカ人ボクサー、故ジャック・ジョンソンの名誉回復を求める声が、米議会で高まっている。 熱烈なボクシングファンであるジョン・マケイン上院議員(共和党)とピーター・キング下院議員(共和党)は16日、オバマ大統領に書簡を送り、「この過ちを正し、市民を刑務所に送った人種差別主義行為を消し去ることに、進んで同意されることを願う」と要望した。 両議院の働きかけで米下院は7月29日、ジョンソンの名誉回復を求める決議を全会一致で可決。上院も6月24日に同様の決議を音声投票で可決している。 ジョンソンはアフリカ系アメリカ人として初めてヘビー級王者を獲得したプロボクサーだったが、「不道徳な目的」で女性を連れて移動することを禁じた当時の「マン法」違反の罪に問われ、10カ月間服役した。 この訴追は明ら