萌黄の館 西部開拓時代のアメリカを彷彿させるライトグリーンの館 北野の異人館を代表する洋館「風見鶏の館」と、 入場券がセット販売されていることもあって、 多くの観光客が訪れる「萌黄の館」。 2階建の木造建築のこの建物は、 名前の通り、外壁は春に芽吹く草のような淡いグリーン色。 どちらかというと重厚感のある風見鶏の館と比べ、 デザインが軽やかで可愛らしいコロニアル様式の館です。 ここは1903年、アメリカ合衆国の総領事として 当地に赴任したハンター・シャープ氏の邸宅として建築されました。 1980年代までは「白い異人館」と呼ばれ、 外壁が白く塗られていましたが、 修復時に建築当時の萌黄色に戻され、 結果、数ある異人館の中でも個性が際立った洋館になりました。 一面グリーンの外観に、 ぽっと映える赤レンガの煙突も特徴的。 この煙突は、阪神・淡路大震災の際に3本あったものが崩壊し、 現在も庭でその