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ブックマーク / science.srad.jp (7)

  • 米オークリッジ国立研のスパコン解析で、COVID-19の「ブラジキニン仮説」検証が進む | スラド サイエンス

    米国のオークリッジ国立研究所の研究チームから、スーパーコンピュータ「サミット」を使用して行った研究で、体内に進入したSARS-CoV-2ウイルスが人体の「レニン・アンジオテンシン(RAS)系」と呼ばれる系統を制御して「ブラジキニン」と呼ばれる物質を作らせ、様々な症状を引き起こす様子をモデル化した論文が発表された(Elemental)。 Gado Imagesの創設者Thomas Smith氏が解説している。 解説によればSARS-CoV-2は従来言われていた「サイトカイン・ストーム」ではなく「ブラジキニン・ストーム」と呼ぶべき状況を起こし、血管透過性を引き上げて肺に体液を流し、ヒアルロン酸の産生を引き上げ、体液を吸い込んだヒアルロン酸がゲル状の物質となって肺胞を覆ってしまうため、感染者の呼吸が妨げられるという。また、心臓の症状、倦怠感や発作といった脳の症状も、ブラジキニンによる血管拡張や脳

    gendou
    gendou 2020/09/05
  • ムペンバ効果が実証される。温度むらのある物質は均一な温度の物質より早く冷える | スラド サイエンス

    お湯が冷たい水よりも先に凍ることがある。1963年にタンザニア13歳の少年、ムペンバ君は、熱い水のほうが冷たい水よりも早く凍ることを発見し、学校で研究成果を発表した。この「ムペンバ効果」が起きる原因は、確実な再現方法がなかったことから、物理学永遠の謎だった。 この長年の謎が、サイモンフレーザー大学の物理学者Avinash Kumar氏とJohn Bechhoefer氏の研究により、この謎は解明されることとなった。同チームはもともとムペンバ効果について研究していたのではなく、「水の単一分子に近い大きさのガラスが水中でどのように動くか」を研究していたもので、たまたま水分子に近いサイズの高温のガラスビーズが、低温のガラスビーズよりも速く冷却されることを発見。今回の成果につながったという(ナゾロジー、Science News、Smart News、GIGAZINE)。 あるケースでは、高温のビーズ

    gendou
    gendou 2020/08/15
  • 飲酒すると、飲酒直前までに覚えたことを忘れにくくなる? | スラド サイエンス

    飲酒起因の死者250万人 WHO、加盟国に対策要請 http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021101000492.html [47news.jp] --- 酒はおそろしい毒。ドラッグ。犯罪と事故を呼び起こす社会の癌。 年末年始や歓送迎会ではオーバードーズ、いわゆる急性アルコール中毒で毎年3万人が死亡している。 酒を飲むとまず咽頭・道がやられる。道静脈瘤や咽頭がんなど。 「酒焼け」とよくいうだろう、あれが出たらもう赤信号。そして次に当然ながら胃が多大なダメージを受ける。 キャベジンや大正漢方や牛乳で守っても胃潰瘍は防げない。 その先の小腸や大腸も以下同文、消化器系は漏れなく壊滅。 アルコールが運ばれる循環器系はもちろんやられる、血管バキバキで脳血栓できまくりで脳卒中の最大要因。 「休肝日」という言葉があるくらい皆さんご存知の通り、アルコール分解の主役

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    gendou
    gendou 2017/08/17
  • 子供の数を減らすことが二酸化炭素排出量削減に最も効果的という試算 | スラド サイエンス

    地球温暖化の原因となる二酸化炭素排出量の削減には「少子化」が大きな効果があるという調査結果が発表されたという(Forbes)。 この調査結果は、スウェーデン・ルンド大学の研究者らがまとめたもの(Environmental Research Letters掲載論文)。 この論文では、個人の生活の変化によって二酸化炭素の排出量がどれだけ変化するかが試算されている。その結果、大きく二酸化炭素排出量を削減できるものとして「子供を1人減らす」(年間58.6トン)、「自動車を使わない」(年間2.4トン)、「飛行機による移動を避ける」(大陸間1往復あたり1.6トン)、「野菜ベースの生活」(年間0.8トン)があるという(括弧内は削減できる二酸化炭素排出量)。 いっぽう、従来の取り組みであるリサイクルやLED照明の利用などはこれらと比べて大幅に効果が低いという。

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    gendou
    gendou 2017/08/02
    姥捨山の話も出そうか?
  • オーストラリア税関、検疫で貴重な植物標本を焼却処分 | スラド サイエンス

    フランス・パリの国立自然史博物館から貴重な植物標がオーストラリア・ブリスベンのクイーンズランド植物標館に送られたのだが、書類の不備により検疫で焼却処分されていたことが判明した(ABC Newsの記事、 Scienceの記事)。 焼却処分が問題になっているのは、18世紀にフランスの探検隊がオーストラリアで採取したものを含むデイジーのタイプ標6種類。検疫官は1月初めに到着した標について、不足している情報を提出するよう標館に要求した。しかし、標館側がメールアドレスを間違えたことで返信は3月初めまで遅れ、さらに不足していた情報の提出を求めている最中に処分が行われたという。この問題を受けてニュージーランドの植物標館が調査したところ、2016年に同館が送付したタイプ標1種を含む地衣類のサンプルも同じように処分されていたことが明らかになった。 件についてオーストラリア農業・水資源省は、

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    gendou
    gendou 2017/05/14
  • アフリカのある地域では多くの象が牙を持たずに生まれてくる | スラド サイエンス

    アフリカで、牙を持たずに生まれてくる象が増えているという。これは象牙を狙った密猟の結果ではないかと議論されているそうだ(Independent、The Times、ギズモード・ジャパン)。 調査によると、一般的に牙を持たないメスの象の割合は2〜6パーセントだが、アフリカのある地域ではメスの象の98%が牙を持っていないという。アフリカでは長い間象牙を狙った密猟が問題となっており、そのために多数の象が殺されていた。また、牙を持たないメスから生まれた子孫は牙を持たない確率が高い。その結果、このように牙を持たない象が増えるようになったのではないかとされている。 また、牙を持った象も、そのサイズが以前の半分程度に小さくなっていることも確認されているそうだ。しかし、象の牙は水やべ物を掘り出すための道具であり、障害物を排除したり身を守るための武器でもある。さらに性的魅力を示すものでもあるが、これが無く

    アフリカのある地域では多くの象が牙を持たずに生まれてくる | スラド サイエンス
  • 地球温暖化に懐疑的なトランプ氏の大統領就任によってNASAの気候変動関連研究が止まるおそれ | スラド サイエンス

    ドナルド・トランプ次期米大統領は以前から「地球温暖化はでっち上げ」と主張しており、大統領の就任後には気候変動関連について大幅な予算削減があると見られている。トランプ氏の上級顧問であるBob Walker氏の発言によれば、氏はNASAの地球科学部門における気候変動関連部門の研究予算をすべて削減する方針のようだ(guardian、Slashdot)。 これによってNASAがこれまで行ってきた温度、氷、雲や他の気象現象に関する観測や研究が停止することになる。Bob Walker氏によれば「進行中のNASAプログラムをすぐに止めることは難しい。また私は気候研究が必要であると信じる。しかし、気候変動研究は政治色が強くなってきており、研究者の仕事を徐々に蝕んでいる。トランプ氏は科学分野は政治化されるべきではないと考えている」としている。また、トランプ氏は深宇宙探査には予算を回していく方針だという。 こ

    地球温暖化に懐疑的なトランプ氏の大統領就任によってNASAの気候変動関連研究が止まるおそれ | スラド サイエンス
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