南アフリカ・ヨハネスブルク(Johannesburg)のサントン(Sandton)地区で行われたナショナルチーム応援パレードに繰り出した人々(2010年6月9日撮影)。(c)AFP/ALEXANDER JOE 【6月11日 AFP】南アフリカでは、自国のチームが出場するサッカー試合の前に、必ず、サポーターも選手もあまねく胸に手を当て、厳粛な面持ちで国歌を斉唱する。しかし、歌の途中で急に静かになったり、口ごもる人々の姿も見受けられる。 南アには全部で11の公用語があるが、国歌には5か国語(コーサ語、ズールー語、ソト語、アフリカーンス語、英語)の歌詞が混在している。 ヨハネルブルク(Johannesburg)に住むレラトさん(25)は、コーサ語、ズールー語、英語の歌詞だけ歌ってあとはハミングしている、と打ち明けてくれた。 「おかしいんですよ。出だしは全員大声を張り上げるのに、アフリカーンス語の