来季J2に降格する京都から戦力外になった元日本代表FW柳沢敦(33)が、J1昇格を果たした甲府に入団することが11日、確実になった。神戸などで指揮をとった三浦俊也氏(47)に一本化された新監督の決定後、正式な契約交渉が行われる見通し。 柳沢は11月に戦力外通告を受けて以来、故郷のJ2富山や熊本、仙台などからオファーを受けていたが、J1での活躍を熱望。甲府はFWパウリーニョの残留が不透明なことから、柳沢獲得に乗り出していた。 02、06年W杯代表の柳沢はエースとして鹿島の黄金期を作り、セリエA・サンプドリアなどにも在籍。鹿島に復帰した後の08年、出場機会を求め移籍した京都で日本人最多得点(14点)を挙げるなど復活を遂げた。今季は主将に就任し、史上6人目のJリーグ通算100ゴールを達成したが、降格したチーム事情から構想外となっていた。 甲府には今季J2得点王のFWハーフナーマイク(23)がおり