先日、wikiを使って情報共有を行いながらキャンペーンをプレイするというアイディアを紹介しました。結果として、私自身も現在進行中の大型キャンペーンプロジェクト「英雄志望と二つの剣」を実現させることに成功し、現在プレイが始まっています。 この大型キャンペーンを企画するにあたって、これまでのシナリオライティングとはまた違った技法を利用することになりました。今日は大きな物語を世界観ごと設計するときに必要なシナリオ作成技法について整理しながら、キャンペーンの設計について考察しようと思います。 議論の末に見えてくるのは、「面白いシナリオを作る」ことと同程度に重要な要素としての、「プレイヤーを没頭させる」ことと「半開きの世界(quasi-open world)」という意識です。 メニュー 1.プレイヤーキャラクターは「誰」なのか 2.小さな市民と物語 3.目的意識を作り出す 4.「半開きの世界」的ゲー