交渉をする時には、自分の提案がいかに正当なものかを推した方がいい、と思っている人もいるでしょう。実際、その考えは正しいのかもしれませんが、それでチャンスをダメにする可能性もあります。 Photo by Shutterstock. 「Psychology Today」に書いているArt Markman氏は、「Journal of Personality and Social Psychology(性格と社会心理学の雑誌)」において、交渉時の説得力ある議論の役割についての研究結果を述べています。 例えば、家を買おうかと思っている時に、売り手が「最近改装したばかりでいい学校の近くにあるから、35万ドルでどうか」と提案してきたとします。 人間は、最初にどんなにそれが素晴らしいかを説明された(正当化された)提案を聞くと、その反論を考えてしまう(あら探しをしてしまう)という研究結果があります。 しかも