大阪市立小の民間出身の男性校長が保護者にセクハラ行為をしたとして更迭された問題で、市人事監察委員会が処分前、減給よりも重い、停職の懲戒処分が妥当との見解を示していたことがわかった。しかし、10日開かれた市教育委員会議では、より軽い減給10分の1(6か月)と決まった。校長は11日から市教育センター付となるが、校長職としての採用で他の職務に就けないため、同センターで研修を受けた後は復職する見通しという。 市教委によると、処分されたのは、介護関連会社役員から公募で採用された市立三先(みさき)小(港区)の吉田敬校長(59)。研修期間や復帰時期は未定という。後任には、市教委指導部の上山敏弘・総括指導主事(50)を充てる。 吉田校長の処分について、市人事監察委員会は「停職1か月」「さらに厳しい処分でもおかしくない」との見解を示したが、この日の市教育委員会議では「重すぎる」との意見が出て、最終的には出席