ワークライフ・バランスの実現に力を入れ、1990年以降、育児休業制度や育児時間勤務制度(短時間勤務)など、さまざまな制度を導入してきた資生堂。先駆的な取り組みもあって、就職人気ランキングでは常に上位。特に女子学生から強い支持を集めている。 しかし、その資生堂が昨年の4月から「子育て中の女性社員にも、他の社員と平等なシフトやノルマを与える」と方針転換を行っていたのだという。11月9日放送の「おはよう日本」(NHK)では、これを「資生堂ショック」として特集していた。 業績不振の原因は「美容部員の短時間勤務」なのか 方針転換が行われたのは、デパートなど店頭で対面販売を担う美容部員(ビューティーコンサルタント)の働き方。会社は1991年に短時間勤務を導入したが、美容部員まではなかなか浸透せず、2007年に当時の社長が制度の利用を勧めたところ一気に利用者が増えた経緯がある。 ところが時期を同じくして
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