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ブックマーク / note.com/sakunary (3)

  • 国語力を上げるにはどんな文章を読むべきなのか?|桜井政成研究室(出張所)

    読書と学力の関係を調べていて、おもしろい論文を見つけたので記録的に書いておきます。どんなジャンルの・文章をよく読む子どもが読解力テストの点が高いのか、という国際的な研究。 Jerrim, J., & Moss, G. (2019). The link between fiction and teenagers’ reading skills: International evidence from the OECD PISA study. British Educational Research Journal, 45(1), 181-200. 調査対象はOECD加盟国35カ国で、15歳の子どものデータ。2009年版のPISA(国際学力調査)の結果を用いて分析しています。 分析した読書のジャンル分けは次の5つ。 フィクション(小説・説話・物語) ノン・フィクション 雑誌 新聞 漫画 結果

    国語力を上げるにはどんな文章を読むべきなのか?|桜井政成研究室(出張所)
  • 社会人で大学院入学を希望される方へ(再掲)|桜井政成研究室(出張所)

    以前、別のブログに書いていた内容の、加筆修正の上での再掲になります。社会人だけでなく、留学生で私の研究科・研究室に来たいという方にもご参考になるかと思います。 はじめにここでは、社会人で社会科学系の大学院に行きたい人向けのガイド、というよりも「注意書き」をまとめています。これまでに大学院進学をご希望される方とお話しする中で、たまに、ご期待と提供できるものの間にずれがあって、入学されてから期待外れになってしまっては申し訳ないな、と思うことがありました。そんなときは誤魔化さずに率直にお伝えするのですが、そうしたことの中で、共通的な事柄をまとめています。 なお以下の話は、2年制の修士課程(博士前期課程)、または、3年制の博士後期課程の大学院で、修士論文/博士論文を書いて修了するところを想定しています(※注1)。一部の専門職大学院では1年間で修士号取得できたり、修士論文を書かずに修了できますが、そ

    社会人で大学院入学を希望される方へ(再掲)|桜井政成研究室(出張所)
  • 「バラモン左翼」が新たな階級闘争を生む?|桜井政成研究室(出張所)

    いつも面白い「hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)」さんが、「バラモン左翼」という話をしていました。 トマス・ピケティが論文の中で、「『左翼』はインテリのエリート(バラモン左翼)の党になってしまったが、『右翼』はビジネスエリート(商人右翼)の党とみなされている。」と書いているのだそうです。 そして同じくピケティは「インドの伝統的なカースト制度では、上級カーストはバラモン(僧侶、知識人)とクシャトリア、ヴァイシャ(軍人、商人)に分けられる。現代の政治的紛争もなにがしかこの分断に沿っているようである」とも書いているとのこと。 興味深かったので、ブログ中で紹介されていた「ソーシャル・ヨーロッパ」の記事と、さらにトマス・ピケティの論文も実際に読んでみました。ピケティ論文の方はお得意の歴史的なデータ推移の緻密な分析から書いているので、途中かなり端折って読みましたが… Thomas Pike

    「バラモン左翼」が新たな階級闘争を生む?|桜井政成研究室(出張所)
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