環境に配慮した“緑の五輪”を掲げているはずなのに、開催前から環境汚染や食の安全性が問題視されている北京五輪。最近では、セーリング会場で汚染のたまものである藻が異常発生するなど、不安は増すばかりだ。しかし、以前から大気汚染による選手への健康被害が心配されているマラソンだって、中国政府が〝安全宣言〟していたし、もう不安材料は政府が全部解消してくれたに違いない! というわけで、本誌女性ライター(26歳/好きなタイプはエディソン・チャン)が、7月1日、期待に胸を膨らませて、北京五輪マラソンコースを散策してみたところ……。 【天安門(スタート)~前門大街付近】 順路は、まずスタート地点の天安門広場から南下して、世界遺産・天壇公園や前門大街を通り、いったん天安門に戻る。このエリアで最も注目したいのは前門大街。五輪に向けて、レトロな街並みが復元されるはずなのだが、まだ工事が完了していない。しかも、前門大