センターコートでは通常、シード上位選手や4大大会覇者などがプレーする。しかし今回は…? 写真は女子単2回戦でのウォズニアッキ【Getty Images】 女子シングルスの第5シードで、ローランギャロス(全仏オープン)を制したスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)の1回戦は、312しか椅子(いす)席のない14番コートで行われた。全仏女王の威光も通用しないとは、さすがウィンブルドン、と妙なところで感心したのだが、その後“事態”はエスカレートしていく。 クズネツォワは『3番コート』で行われた2回戦のあとで、こう語っている。 「私はセンターコートに入れてもらえなくても何とも思わない。でも、ビーナス(・ウィリアムズ=米国)は1番コートで、ディナラ(・サフィーナ=ロシア)は2番コートなのに、それほどランキングの高くない選手がセンターコートなのよ。もちろん彼女たちも優れた選手だし、私はリスペクトしてい