東京都あきる野市のテーマパーク「東京サマーランド」のプールで21日、女性客らが切りつけられた事件で、警視庁が事件前、波が出る時間帯の現場のプールへの入場制限を実施するよう、サマーランドに申し入れていたことが捜査関係者への取材で分かった。痴漢被害を防ぐために混雑を減らす目的だったが、事前の対応はなかったという。 女性客が切りつけられたのは、「コバルトビーチ」と呼ばれる屋内プールで、1時間おきに人工的な波が出る約3分間のタイミングだった。これまでも、波が出る間にプール内での痴漢被害が相次いでいたため、福生署はシーズン前、この時間帯の入場制限を要請していたという。 しかし、サマーランド側は警備員の増員や防犯カメラの設置などの対応のみで、入場者の人数制限は行っていなかった。21日の入園者数は約1万4千人で、今年4番目に多かった。事件当時、波が出る時間帯のプール内は満員電車のような人混みだったという
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