ウェルキンゲトリクスの元で決起したガリア連合軍を撃破すべく、カエサルはローマ軍を率いてガリアへと侵攻。ノウィオドゥヌム(現:ヌヴェール)、ウェッラウノドゥヌム(現:ヴィヨン)、ケナブム(現:オルレアン)を手中に収め、アウァリクム(現:ブールジュ)も激戦の末にローマ軍が陥落させた(アウァリクム包囲戦)。 冬も終わりに近づき、春も迫った戦いを仕掛けるのに好都合な時期であったことから、カエサルはアルウェルニ族の主たる城市ゲルゴウィア(現:クレルモン=フェラン近郊)へと更なる侵攻を目論んだものの、ハエドゥイ族より「主導権争いにより生じた部族内の内紛を調停して欲しい」との要請を受けた。ハエドゥイ族がウェルキンゲトリクス側へ寝返りを起さないように釘をさす意味もあって、カエサルは同部族の領土内のデケティア(Decetia、現:ドシーズ)へ向かい、コンウィクトリタウィス(Convictolitanis)が