「止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記」 松本麗華 講談社 貧乏だったので白いパンツが灰色だった。かたや幼稚園や3歳時のスイミングスクール。どっちがほんとなの? 両方なの? ゴーストライターが書いてるの? と思いながらも読む。 11歳で、1995年地下鉄サリン事件。当時は小学校にも行けず「正大師」、法皇官房長官をしていたと。 人権関係の集会でアレフの荒木広報部長とは何度も逢ったことがあるけど、かれらから「悪魔」認定されてるんだ。255頁 麻原教祖は家族と逢いたがってたのに、教団が逢わせなかった。そんなことが重なって精神が追い込まれていったのかもしれないなあ。259頁 目が見えないだけなのに、自分で歩きたい彼を、無理やり車椅子に載せ、顔をすっぽり覆うカバーをかける。トイレ絡みの懲罰も尊厳を損なう仕打ちだ。261頁 相手がある話は両方の言い分を聞かないと正確には分らないけど、傷つき