暦の話をもう少し。 今年、2021年は節分が2月2日だったのだが、これは124年ぶり(1897年以来)のことだった。 〝節分〟は本来的には立春・立夏・立秋・立冬の前日のことだが、通常、立春の前日の節分だけが祭事として残っている。例年これが2月3日なのは、立春が2月4日だったからであり、今年2月2日だったということは立春が2月3日だったということである。 では立春とはなんぞや?というと、春分を0°とする太陽黄経が315°となる時分を指す。 現在私達が使っているグレゴリオ暦は太陽暦で、太陽年と暦がおおよそ一致している。しかし、平均太陽年が約365.2422日(≒365日5時間48分46秒)であるのに対し、暦上の一年は平年が365日で閏年が366日と一日単位で補正が行われる。平年は天文的な太陽年に対し5時間48分46秒ほど不足し、逆に閏年では18時間11分14秒ばかり過ぎることになるのを、第4話
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