UEFI環境下では、BIOSでサポートされているMBRに代わりGPTと呼ばれる新しいパーティーションテーブルを用います。 2TB以上の大容量なHDDをサポート出来る、と説明される事が多いのですが、具体的にどのような違いがあるのか比較してみます。 MBR MBRはLBA 0に置かれる512byteのパーティーションテーブルで、以下の様なレイアウトになっています: オフセット サイズ 内容 0x000 446byte ブートストラップローダ 0x1be 64byte パーティーションテーブル(4エントリ) 0x1fe 2byte ブートシグニチャ(0xaa55) ブートストラップローダはBIOSからロード・実行されるブートプログラムで、パーティーションの情報はパーティーションテーブルに存在します。 なお、最大パーティーション数は4個と決められており、4つのパーティーションを「物理パーティーショ
BIOSの歴史 BIOSはIBM PC(1981年)と共に登場し、「IBM PC互換機」が普及した事によりパソコンの標準ファームウェアとなりました。 以降、ハードウェアもBIOS自身も当時とは全く異なる姿になるまで大きく拡張・変更され続けていますが、アプリケーション互換性を保たなければならなかった過去の経緯から、未だBIOSは大変古い仕組みを使い続けており、機能の実装に大きな制約があります。 具体的に一番大きい制約は、リアルモード(CPUがオリジナルのIBM PCに搭載されていた8086をエミュレートするモード)で動作しているということです。 これにより、一度にアクセスできるデータサイズは64KBに制限され、メモリ空間全体でも通常1MBまでしかアクセス出来ません。 プロテクトモードやロングモード(64bitモード)でOSを走らせるためには、CPUのモード切替の作業が必要になり、ブートローダ
EFI移行でやらかしたバカ話について2つ記事を書きました( 1 2 ) しかし実はこれは12月13-14日の出来事。もうEFIに移行して1月です。 そこでいくつかtipsというかメモを残します。 ほぼ推測に近いので 間違いがありありな気がするので指摘があれば是非どうぞ ちょっと補足しました (ちゃんとドキュメント読め) まず、構成について。 UEFIを使用するときには、ストレージの第一パーティションをUEFIのシステムパーティションとします。 BIOSの時はHDDやパーティションの先頭512バイト(いわゆるMBRやPBR)にgrubのステージ1を インストールしていたかと思います。このステージ1のバイナリが、 /bootのあるパーティションのステージ2のバイナリを読みこむわけです。 つまりステージ1のバイナリはファイルシステムから見えないとこに書きこむわけですね。 ところがUEFIはステー
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く