待合室で患者がタブレット端末を使って入力した自覚症状などの情報から、人工知能(AI)が病気の候補を挙げる――。そんな「AI問診」を採用する病院が増えている。限られた診察時間の中、医師が問診に時間を取られず、患者と直接向き合う時間が増えるだけでなく、カルテなど書類作成の手間も減らせると好評だ。これまでに全国約100の病院が導入した。AI問診の製作者は「医師の労働時間の短縮につながり、働き方改革にもなる」と話す。 長野中央病院(長野市)では、紹介状なしで訪れた初診の患者にAI問診「Ubie」(ユビー)の端末を手渡している。60代以上の患者らは一瞬、不思議そうな顔をするが、ためらうことなく画面に入力していく。一人では難しい高齢者には家族らが付き添うことも多く、問題も起きていない。「患者さんがきちんとできるか不安だったが苦情もなく、すんなり受け入れられた」(同院)
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