大学教員1人が少人数の学生を指導する形式の授業「ゼミナール」(ゼミ)に所属する学生を選考するにあたり、男性教員が非公式に女子学生を優遇し、男子学生に不利な対応をとることを説明するメールや音声データがSNS上に投稿され、物議を醸している。 一般的に、性別に基づく格差を是正する目的で大学での入試や教員採用などで「女性枠」などを設ける場合には、その方針を募集要項などに明記し、志願者が了解した上で応募できるようにしている。今回の例は男子学生に不利になる方針が明文化されていない上、男性教員の独断だったとみられることから、ネット上では批判の声が上がっている。