ADHDが疑われる「生きるのがつらい女性」、リョウさん(30代前半、独身一人暮らし)のお話を続けていきます。リョウさんは、なかなか朝早く起きることができずにいました。本当は6時に起きることができれば、ちゃんと朝ご飯を食べることができたり、服を納得いくまで選んだり、身だしなみを整えたりすることができるはずなのです。 しかし、実際には、ゲームで夜更かししていて、何度も目覚ましを止めて、ようやく7時過ぎに起きて、朝食をとる暇もなく、ボサボサの髪のまま家を飛び出すのが常です。 こんな調子なので、午前中はいつも調子が出ません。 同じ部署の、きれいにブローされて手入れの行き届いた髪の女性を見ると、自分がとてもみじめな気持ちになります。トイレの鏡でむくんだ顔の自分を見るたびに嫌になります。頭もうまく働かず、仕事に集中できません。おなかもすいてきて、お菓子をつまんでみますが、余計身体がきつくなるばかりです