大規模分散処理として注目されるHadoop、クラウド時代が生んだ新しいアプリケーション 2010.07.12 クラウドの特徴である大規模分散システムに適合した新たなアプリケーションとして注目されているのが「Hadoop」です。Hadoopは、処理対象のデータを多数のサーバへ分割して渡し、最終的に結果を統合して出力するといった処理を行うためのフレームワーク。 大規模なデータを高速に並列処理できる能力が注目され、例えば中国移動通信(チャイナモバイル)では数億人に達するという加入者による膨大な通話データの迅速な分析などに用いられ、あるいはVISAやJPモルガン・チェースなどの金融機関も大規模な金融データの分析に使っているとされています。 ベンチャーからビジネス向けのHadoopパッケージが登場 Hadoopは、オープンソースのソフトウェアプロジェクトを支援する団体「アパッチソフトウェア・ファウン